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ストリートビューに写った犬の顔に“ぼかし”が…「肖像犬」「笑った」、その理由は?

ストビューのぼかし加工の仕組みとは

Q.Googleストリートビューの画像における、ぼかし処理の対象となる基準や方法について教えてください。

久原さん「グーグルが提供するコンテンツには、『ぼかし加工』のポリシーがあります。グーグルでは、人の顔や車のナンバープレートにぼかしを入れる最先端の技術が開発されており、その機能をストリートビューに適用し、ぼかし加工処理が行われています」

Q.今回、犬の顔の一部カットにぼかし加工が入った原因は何だと思われますか。

久原さん「原因は2つ考えられます。一つは、最先端の技術によって自動的に処理されるため、何らかの基準に当てはまった結果、ぼかしが入った可能性です。過去には、銅像や看板の人物画の顔にぼかし加工がされているケースも報告されています。その基準は一般には公開されていないため詳細は不明です。もう一つは『問題の報告』として報告された可能性です。利用者が不快に思う内容に関しては、運営側が真摯に対応することが多く、はっきりと認識できる画像であった場合は、人に限らず動物の場合でもぼかしを入れる場合があります」

Q.今回のケースのようにペットがストリートビューに写り込んだ場合、削除やぼかし加工を求めることは可能でしょうか。

久原さん「グーグルの利用規約、Googleマップ、Google Earthの追加利用規約、『画像の承認とプライバシーに関するポリシー』のいずれかに違反していると思われるコンテンツを見つけた場合、『問題の報告』リンクを使ってグーグルに連絡することでぼかし加工や画像の削除を求めることができます。利用規約は日々変化していますので、今回のケースが該当するか一概には言い切れませんが、利用者が不快に思う内容に関して運営側は真摯に対応しているので、『問題の報告』リンクから問い合わせてみるとよいでしょう」

Q.たとえば「不快」などを理由に、削除やぼかし加工を依頼することもできますか。

久原さん「できます。こうしたサービスの場合、サービスそのものが提供側のルールではなく、利用者側のルールに準ずるところがあるため、一人でも不快に思うユーザーが存在すれば、ポリシーに違反しているかどうかは二の次で積極的に改善する傾向があります。一人で複数申請すると拒否される場合もあるようですが、常識の範囲内で、ほとんどの場合で要求に対応してもらえる認識です」

Q.「問題の報告」の使い方を教えてください。

久原さん「ストリートビューの画面上から『問題の報告』リンクをクリックまたはタップし、必要事項を入力して送信します。この『問題の報告』リンクは、パソコン版ストリートビューの画面上では画像ウィンドウの右下に表示されており、アプリ上では旗のアイコンやメニューボタンから利用できるようになっています」

実際に表札のぼかしを依頼すると…?

 ちなみに、記者が試しにストリートビューで自分の実家を見てみたところ、表札も番地もはっきりと写っていることが判明。「問題の報告」リンクから表札の「ぼかしのリクエスト」を依頼すると、直後にリクエスト受理のメール、5日後には処理完了の連絡メールが届きました。その後、指定した表札にはぼかし加工が施されており、常識的な依頼内容であれば迅速に対応してもらえるようです。

(ライフスタイルチーム)

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久原健司(くはら・けんじ)

株式会社プロイノベーション代表取締役、ITジャーナリスト

1978年生まれ。2001年に東海大学工学部通信工学科を卒業後、ITの人材派遣会社に入社。大手コンビニエンスストアのPOSシステム保守運用業務を担当する。2003年からソフトウエア開発会社で、システムエンジニアとして、大手通信会社のWebアプリケーションシステム開発など多くの業務に携わるも、2006年、小さな頃からの夢であった独立を決意。2007年(29歳)に株式会社プロイノベーション(http://proinnv.com/)を設立し、当時としては珍しいオブジェクト指向によるモデリング開発でのサービス提供を始める。2018年「振り向くホームページ」サービスを開始(http://furimuku.com/)。プロのフリーランスを集めて企業の成長をサポートすることで、フリーランスとしての働き方を応援する傍ら、日本一背の高いITジャーナリストとして、さまざまなウェブメディアでも活躍中。

刈谷龍太(かりや・りょうた)

弁護士

1983年千葉県生まれ。中央大学法科大学院修了。弁護士登録後、都内で研さんを積み、2014年に新宿で弁護士法人グラディアトル法律事務所(https://www.gladiator.jp/)を創立。代表弁護士として日々の業務に勤しむほか、メディア出演やコラム執筆などをこなす。男女トラブル、労働事件、ネットトラブルなどの依頼のほか、企業法務において活躍。アクティブな性格で事務所を引っ張り、依頼者や事件に合わせた解決策や提案力に定評がある。

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