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雨の日に「ぬれた折り畳み傘」をそのまま持ち込むのはマナー違反? 電車内で困らない“スマートな対処法”

公共の交通機関を利用する際、ぬれた傘はどのように扱うべきなのでしょうか。マナー講師に聞きました。

公共の交通機関を利用する際、ぬれた折り畳み傘はどのように扱う?(画像はイメージ)
公共の交通機関を利用する際、ぬれた折り畳み傘はどのように扱う?(画像はイメージ)

 8月から9月にかけて、急に大雨が降るケースは珍しくありません。その際、びしょぬれの折り畳み傘を電車やバスに持ち込む人が多く、ネット上では「ぬれた傘が服に当たって不快な思いをした」「電車やバスに乗った際、傘の置き場所に困る」という声が上がっています。

 公共の交通機関を利用する際、ぬれた傘はどのように扱うべきなのでしょうか。ヒロコマナーグループ代表で、企業価値を高める人財育成コンサルティングをはじめ、皇室のマナー解説やNHKドラマ「岸辺露伴は動かない 富豪村」などのマナー指導などでも活躍するマナーコンサルタント・西出ひろ子さんに聞きました。

ぬれた傘を持ち込むのは「マナー違反」になるのか?

Q.雨の日の電車やバス内で、水滴がついたままの折り畳み傘を持ち込んだり、周囲の席や足元に置いたりする行為はマナー違反にあたるのでしょうか。

西出さん「ぬれた傘を持ち込むこと自体が、直ちにマナー違反というわけではありません。ただし、水滴が周囲の方の服や荷物に付いたり、床を必要以上にぬらしたりする状態を放置するのは配慮に欠けます。

本来のマナーとは『傘をどう持つか』という形式だけでなく、相手に不快な思いや迷惑をかけないことが基本です。当たり前に聞こえるかもしれませんが、座席の上に置くことは避け、足元でも通行の妨げにならないよう、自分の体の近くで管理するとよいでしょう」

Q.ぬれた折り畳み傘で周囲を不快にさせないための正しい持ち方や、おすすめの対処法はありますか。

西出さん「建物や乗り物に入る前に、まず周囲に人がいないことを確認して、傘を軽く振るなどして水滴を落としてください。ただし、人の近くで勢いよく振るのは逆に迷惑になるため注意が必要です。

その後、吸水性のある傘カバーやビニール袋に入れると安心です。電車やバスの中では、バッグの上や座席に置かず、袋に入れた状態で自分の足元や専用のバッグに収めましょう。

万が一傘カバーがなくても、ビニール袋やタオル1枚を持参しておけば、十分代用できます。『周囲の人がぬれないか』『足元が滑りやすくならないか』『荷物をぬらしてしまわないか』と相手の立場に立って想像する心遣いこそが、公共の場でのマナーと言えます」

Q.訪問先のオフィスや店舗、友人宅などに到着した際、ぬれた折り畳み傘はどのように扱うのがスマートでしょうか。

西出さん「まず入口付近で傘の水滴をできる限り落とし、傘立てや傘袋が用意されていれば、それに従うのが基本です。折り畳み傘は傘立てに入れにくいため、できれば吸水カバーや袋に入れて持ち込むとスマートです。

ぬれたまま床や椅子、机の上に置くことは避けましょう。特に友人宅では、『どこに置けばいい?』と一言尋ねるだけでも印象は大きく変わります。

マナーは、“自分が困らない方法”ではなく、“相手の空間を汚さない、相手に片付けの手間をかけさせない方法”という相手目線で考えます。その心遣いこそが、本当のスマートさと言えるでしょう」

(オトナンサー編集部)

【画像】「えっ…!?」 これが「職場での着用」を避けるべき服です

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西出ひろ子(にしで・ひろこ)

マナーコンサルタント、マナー解説者、美道家

ヒロコマナーグループ代表。一般社団法人「マナー&プロトコル・日本伝統文化普及協会」代表理事。大妻女子大学卒業後、国会議員などの秘書職を経て、マナー講師として独立。マナーの本場英国へ。オックスフォードにて、オックスフォード大学大学院遺伝子学研究者のビジネスパートナーと1999年に起業し、お互いをプラスに導くマナー論を確立させる。帰国後、名だたる企業300社以上にマナーコンサルティングなどを行い、他に類を見ない唯一無二の指導と称賛される。その実績はテレビや新聞、雑誌などで「マナー界のカリスマ」として多数紹介。「マナーの賢人」として「ソロモン流」(テレビ東京)などのドキュメンタリー番組でも報道された。NHK大河ドラマ「龍馬伝」をはじめ、NHKドラマ「岸辺露伴は動かない 富豪村」、映画「るろうに剣心 伝説の最期編」などのドラマや映画、CMのマナー指導・監修者としても活躍中。著書は28万部突破の「お仕事のマナーとコツ」(学研プラス)、16万部を超える「改訂新版 入社1年目 ビジネスマナーの教科書」(プレジデント社) など監修含め国内外で100冊以上。「10歳までに身につけたい 一生困らない子どものマナー」「かつてない結果を導く 超『接待』術」(共に青春出版社)など子どものマナーから、ビジネスマナー、テーブルマナーなどマナーのすべてに精通。ヒロコマナーグループ(http://www.hirokomanner-group.com)。
※「TPPPO」「先手必笑」「マナーコミュニケーション」「真心マナー」は西出博子の登録商標です。

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