「半年以内の退職」は致命傷? マナーのプロが教える、面接で“こらえ性がない”と思われないために守るべき3つの鉄則
入社後、半年以内に退職した場合、転職活動時に不利にならないのでしょうか。マナーコンサルタントに聞きました。

4月に就職、転職をした人は多いのではないでしょうか。中には、入社して1カ月もたたないうちに退職をする人がいますが、転職活動で不利にはならないのでしょうか。ヒロコマナーグループ代表で、企業価値を高める人財育成コンサルティングをはじめ、皇室のマナー解説やNHKドラマ「岸辺露伴は動かない 富豪村」などのマナー指導などでも活躍するマナーコンサルタント・西出ひろ子さんに聞きました。
前職への感謝の気持ちを忘れないこと
Q.入社してから半年以内に退職する場合にやってはいけない行為について、教えてください。
西出さん「やはり退職の意思表示など、何も連絡をしないまま欠勤を続けると、勤務先の上司や同僚が心配します。何らかの形で退職の意思表示はするようにしましょう。マナーはお互いさまです。退職する側も、される側も、相手の立場に立って考え、「終わりよければ全てよし」と双方が言える状況や環境でありたいですね。
大切なことは、『これから』のことです。未来を良くするための退職であったと双方が思える行為を自ら先手で行うことです」
Q.半年での退職は、次の転職活動で「こらえ性がない」と不利になりますか。面接でどう説明すればマナーとして正解でしょうか。
西出さん「半年での退職は、それだけで不利になるわけではありません。ただし、『なぜ辞めたか』ではなく、『またすぐに辞めるのではないか』『同じことを繰り返さないか』という点を見られることはあるかもしれません。
そういうリスクを軽減させるために、重要なのは、短期での退職という事実を認めた上で、前職の退職理由は自分側にあるとし、そこから得た学びで再発防止を具体的に伝えることです。例えば次のような感じです」
「前職では、短期間での退職となりご迷惑をおかけした面もあったかと思います。しかしながら、その経験から私自身が真に貢献できることは何かを具体的に考えました。その結果、貴社であれば長期的に〇〇に対し貢献できると思い応募いたしました」
転職活動時のポイントは次の3点です。
・前の職場への感謝の気持ちを忘れない
感謝には、お礼と何らかのおわびの気持ちも含まれます。
・退職の理由を相手のせいにしない。前の職場のことを悪く言わない
他責にする人は、「また同じことを繰り返す」と思われてしまいます。
・前職とは状況や思いの深さが異なる点を理解してもらえるように伝える
伝え方にマナーが宿っているかどうかで、過去の勤務期間が短期であっても不利になることはありません。
面接は「この人と一緒に仕事をしても安心かどうか」「共に仕事をしたいと思える人」を選ぶ場でもあります。会社の立場に立てば、実務能力なども大事ではありますが、それ以前に、他責にしない、相手を思いやる気持ち、心のある人と一緒に働きたいと思います。
退職は、いろいろと思うこともあるかもしれませんが、退職をすることで会社側が被る損失があるということを知っておくことは、相手の立場に立つという一つのマナーと言えます。その上で、不安やストレスを抱え込むことなく、前向きに明るい未来を創造していかれることを願っております。
(オトナンサー編集部)





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