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火災に地震、旅行まで! こんなにあった「損害保険」

火災に地震、自動車事故。私たちの日常生活にはさまざまなリスクが潜んでおり、それは時に思わぬ事態を招いてしまいます。そこで、万が一に備えるための損害保険。その種類もさることながら、カバーできる範囲も多岐にわたります。

火災保険とは

 「火災保険」は、自宅やマンション、保有するビルなどで火災があった場合の被害に対応する保険です。補償内容は「建物」と「家財」に分かれ、「建物」は建物そのもの、「家財」は家の中にある家具や電化製品などの被害に対応します。

 火災保険の保険金は、あらかじめ上限を決めておき、実際の被害状況に応じて上限の範囲内で支払われます。保険料は、住んでいるエリアや建物の種類(木造・鉄骨・マンションなど)によって変動します。

 火災保険は、火災に限らず、台風や洪水などによる「水害」、台風や竜巻などによる「風害」といった被害を特約でカバーすることもできます。火災保険にそれらを加えてパッケージ化したものを「総合補償タイプ」といいます。

 また、「マンションの高層階に居住しているため水害の心配はない」といった個別の要望に応じて補償内容を組む「自由設計型」もあります。なお、「火災保険」には地震や津波、噴火のリスクは含まれず、別途「地震保険」に加入する必要があります(詳細は次項「地震保険」参照)。

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加藤圭祐(かとう・けいすけ)

あおばコンサルティング代表取締役、1級FP技能士、宅建士

大手外資系生命保険会社にて11年間、個人・法人のコンサルティング業務に従事。2015年に株式会社あおばコンサルティングを設立。日本初の、チャットでのお金のサービス「みかづきナビ」を開始。現在ではzoomも活用し、FP相談や保険相談で顧客の課題解決に取り組んでいる。みかづきナビ(http://www.mikazuki-navi.jp/)。

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