こんなものまで! 知らなきゃ損する「保険」の利用方法
生命保険や火災保険に加入している人は多いはずですが、その補償内容まで正しく把握している人は、少ないはずです。保険のプロである筆者が、「知らないと損」な利用方法を解説します。

多くの方は生命保険や、車や家の保険、クレジットカードの付帯保険など、さまざまな「保険」に加入していることと思いますが、その内容や利用できる範囲について正確に把握している、という人は少数かもしれません。
そこで今回は、保険の「知らないと損」な利用方法について解説したいと思います。
流産による手術やポリープ切除も
【生命保険】
生命保険で、最も気をつけたいのが「請求漏れ」です。死亡時や入院時などは、保険会社への連絡を忘れることは、ほとんどないと思いますが、人間ドックや日帰り手術などについては「保険の対象にならないだろう」と思い込んで、請求しない場合があります。
意外なところでは、流産に伴う手術や、胃や大腸のポリープ切除などがあります。これらは、保険会社のルールにもよりますが、手術給付金として支払い対象にしている会社が多いのです。特に、流産にかかわる子宮内清掃術や子宮内掻爬(そうは)術などを受けた場合、精神的ショックもあり、保険請求まで考えが及ばないのです。
ポリープに関しては、「検査目的ではなく手術と明記してあること」などと、保険会社によって細かいルールはありますが、人間ドックなどで医師から、「ポリープがあるので、取っておきますね」と言われ、あまりに軽い処置で済んでしまうため、本人にも手術の自覚がなく、支払い対象になるとは思っていない方が多いのでしょう。
しかし、これらも条件を満たせば支払い対象となります。まずは保険各社のサポート窓口に連絡してみましょう。加入の内容にもよりますが、3万~10万円程度の給付金が受け取れる可能性があります。
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