オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

  • HOME
  • ライフ
  • 所得控除から確定申告まで! 「所得税」の仕組みを徹底解説

所得控除から確定申告まで! 「所得税」の仕組みを徹底解説

寡婦控除・寡夫控除・勤労学生控除

寡婦控除

 寡婦控除は、納税者が寡婦であるときに適用される所得控除です。寡婦とは、以下のいずれかの要件を満たしている人をいいます。

・夫と死別、または離婚後に単身で生活している人や、夫の生死が不明の人。なおかつ、扶養親族あるいは、生計を一にする子どもがいる人で、子どもの合計所得金額が38万円以下の場合

・夫と死別、または離婚後に単身で生活している人や、夫の生死が不明の人。なおかつ、合計所得金額が500万円以下の場合

 また、寡婦に該当する人がさらに以下の要件をともに満たせば「特定寡婦」となり、控除額が上乗せされます。

・合計所得金額が500万円以下の場合

・扶養親族である子どもがいる場合

【寡婦控除の額】

寡婦=27万円、特定寡婦=35万円

寡夫控除

 寡夫控除は、納税者が寡夫であるときに適用される所得控除です。寡夫とは、以下のすべての要件を満たしている人をいいます。

・妻と死別、または離婚後に単身で生活している人や、妻の生死が不明の人

・生計を一にする子どもがいる人で、その子どもの合計所得金額が38万円以下の場合

・合計所得金額が500万円以下の場合

【寡夫控除の額】

27万円

勤労学生控除

 勤労学生控除は、納税者が働きながら学んでいる学生で、その所得が一定以下の場合に、控除を受けることができます。そのためには、以下のすべての要件を満たしている必要があります。

◯以下のような一定以上の学校の学生であること

・学校教育法第1条に規定する学校の生徒または学生

・国や地方公共団体、または学校法人等の設置した専修学校などの生徒

・職業訓練法人の行う認定職業訓練を受ける人で、一定の条件に合致した人

◯学生本人の労働による所得であること

◯学生本人の合計所得金額が65万円以下で、なおかつ、給与所得以外の所得が10万円以下であること

【勤労学生控除の額】

27万円

 アルバイトをしている学生の場合、収入がいくらまでなら、所得税がかからずに済むでしょうか。まず、アルバイトで得た収入も給与ですから、給与所得控除として65万円が差し引かれ、さらに、すべての人に適用される基礎控除が38万円、勤労学生控除が27万円なので、これらを合計すると130万円になります。

収入130万円-給与所得控除額65万円-基礎控除額38万円-勤労学生控除額27万円=課税所得金額0円

 つまり、アルバイトの収入が130万円以下であれば、所得税はかからないことになります。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16

榊原輝重(さかきばら・てるしげ)

榊原輝重税理士事務所代表、税理士

1968年名古屋市熱田区生まれ。A型の山羊座。1女1男の父。愛知県立明和高校、同志社大学商学部卒業、MBA(経営学修士)取得。1998年から会計事務所勤務、2007年に開業(名古屋税理士会千種支部所属)。「税金は払い過ぎない正しい申告」を心掛け、「難しいことを分かりやすく話す」をモットーとする。榊原輝重税理士事務所(名古屋市千種区菊坂町3-4-1 Gハウス302、TEL052-761-3533、FAX052-761-3537、info@anikiniomakase.com、営業時間9:30~16:30※土日祝日休、HP:http://anikiniomakase.com/、事務所ブログ「名古屋覚王山 榊原輝重税理士・榊原陽子社会保険労務士事務所」http://profile.ameba.jp/anikiniomakase/、榊原輝重のブログ「感動!笑売」http://anikiniomakase.com/terushige/)。

コメント