夏にやりがち「冷水シャワー」は逆効果? 頭皮の臭い&ベタつき予防する“正しい洗い方”とは【美容師に聞く】
夏の頭皮トラブルを防ぐ正しいシャンプーの手順と2度洗いの適切な頻度について、美容師に聞きました。

1年の中でも気温が高く、汗をかく量も増える8月は、つい入浴時に水シャワーで頭を洗い流してしまうこともあるでしょう。
しかし、この行為は頭皮にはあまり良くないどころか、むしろ臭いなどのトラブルの原因になることもあるといわれています。夏の頭皮トラブルを防ぐ正しいシャンプーの手順と2度洗いの適切な頻度について、美容師の原木佳祐さんに詳しいお話を伺いました。
冷たい水を浴びると油分が固まる
Q.暑いからといって「冷たい水シャワーで頭を洗う」ことや、スッキリしたいからと「地肌をゴシゴシ強く洗う」ことが、なぜ逆に頭皮の臭いやベタつきを悪化させてしまうのでしょうか。
原木さん「初手から冷水で洗ってしまうと、スタイリング剤やヘアオイルがお湯と比べて落ちにくくなります。
スタイリング剤やヘアオイルの多くには油分が含まれているため、冷たい水をかけると固まって落としきれず、頭皮や髪に残りやすくなります。食器にこびりついたバターや、油汚れなどと似たようなイメージですね。
そのため、暑い時でも基本はぬるま湯で汚れを落としてから、最後に冷水で頭皮を引き締めるのが効果的です。
また、ゴシゴシ洗うと頭皮が傷ついてしまい、炎症や細菌の感染が広がることで、かえって臭いやベタつきの原因になることがあります。さらに毛根に負担が掛かるため、健康で美しい髪が生えるのを邪魔してしまうんです。どうしてもしっかり洗いたい時は、硬めの頭皮用シリコンブラシを使うと良いでしょう。
水シャワーはミトコンドリアを活性化し、若返りの作用があるという話も耳にしますが、髪や頭皮を大事にするなら順番としては最後が望ましいということです」
7割の汚れを落とす正しい2度洗いの手順
Q.頭皮の脂を効率よく落とすための予洗いや2度洗い(クレンジングケア)の具体的な方法を教えてください。
原木さん「ぬるま湯による予洗いは、1〜2分が目安です。ロングヘアの女性などでは、できればその前にブラッシングをしておくと皮脂やほこり、スタイリング剤が浮きやすくなり効率よく洗えます。38度前後のぬるま湯を頭皮にあて、指の腹で優しく動かしながら洗い流せば、この時点で7割ほどの汚れは落ちてくれるでしょう。
1回目のシャンプーでは、まず頭皮を中心につけていただいて、しっかりと泡立てます。手のひらで伸ばしてからでもOKです。その後、頭皮を指の腹で30秒〜1分ほどマッサージし、よく流してください。この時点でほぼ汚れは落ちますが、もし泡立ちにくい場合は予洗いが短い、またはシャンプーの量が足りていない可能性があります。
続く2回目のシャンプーでは、すでに脂や汚れがほとんど落ちて泡立ちやすい状態なので、シャンプーの量は少なめで大丈夫です。泡を全体になじませ、1回目よりも少し長めの1〜2分ほどマッサージシャンプーを行い、今度もしっかり流してください。
2度洗いの頻度は年齢や季節にもよりますが、週1〜2回、運動をした日や汗をたくさんかいた日などに行うと効果的です。男性の方で夏期、スタイリング剤を常用している場合などは、毎日していただいてもいいかもしれません」
出先で「今ちょっと臭うかも」と思った時の応急処置
Q.日中、出先で「今ちょっと頭が臭うかも…」と気になったとき、その場でサクッとできる即効性の高い消臭、頭皮ケアの応急処置はありますか。
原木さん「すぐできる対策としては、ティッシュや油取り紙で頭皮を優しく拭き取るのが効果的です。余分な皮脂を取り除くことで臭いの原因を減らせます。
香水やヘアミストを使用するのも一つの方法ですが、その場合は頭皮ではなく、毛先に中心につけましょう。頭皮に直接つけると、臭いが混ざって逆効果になる場合があります。汗や蒸れが気になる場合は、ハンディーファンの冷風などで頭皮を乾かすのも効果的です。
湿った状態はどうしても悪臭につながりやすいので、長時間放置しないことが頭皮の臭い対策につながります」
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皮脂や汚れを効率的に落とすためには、38度前後のぬるま湯洗いを優先し、水シャワーは後回しにした方がよいとのことです。正しい二度洗いの方法で頭皮を清潔に保ち、外出先では小まめに拭き取ったり乾かしたりして、原因の根元からも頭皮トラブルを予防しましょう。
(オトナンサー編集部)




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