疲れ取れない…“隠れ猫背”による酸欠が原因だった? 姿勢をリセットする“12秒の胸式呼吸法”
猫背が体に及ぼす悪影響のほか、正しい姿勢を維持するエクササイズについて、専門家に聞きました。

猫背になると見た目だけでなく、体にさまざまな悪影響を及ぼすとされています。猫背の人ほど疲れやすいといわれていますが、なぜなのでしょうか。猫背が体に及ぼす悪影響のほか、正しい姿勢を維持するエクササイズについて、パーソナルマシンピラティスYUZUの担当者に聞きました。
猫背により横隔膜が圧迫され呼吸が浅くなる
Q.猫背で体が丸くなると、体にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
担当者「人間の背骨は生まれてから成長の過程でS字カーブになっていきます。このS字カーブが均等に保たれることで、体内の内臓が正常な位置に置かれ、正常に機能するといわれています。
しかし、このS字カーブが『ひじをつく』『壁にもたれる』といった、普段の癖などで崩れることが習慣化されることで内臓が圧迫され、機能不全を引き起こす可能性があります。
また、背中が丸まると呼吸をするために重要な役割をする横隔膜が圧迫され、呼吸が浅くなります。その結果、酸素供給が低くなり、だるさや疲労感につながります」
Q.自分では猫背だと自覚していないものの、「隠れ猫背が原因で疲労をため込んでいる」ケースを見分けるセルフチェック方法はありますか。
担当者「正しい姿勢の指標として、真っすぐ立った中で自分を横から見た際(矢状面)、次の5つのポイントが一直線(鉛直線)上にあるかどうかで判断します」
(1)耳たぶ
(2)肩甲骨から外に突き出ている「肩峰(けんぽう)」
(3)太ももの骨の出っ張った部分である「大転子(だいてんし)」
(4)膝のやや前
(5)外くるぶしのやや前
自身で確認する場合は壁を使ったセルフチェックがおすすめです。壁を背にし、かかとと壁の間に「握りこぶし1個分」の空間をつくって立ちます。
そのまま真っすぐ立ち、お尻、背中、後頭部をつけて立ったとき、肩と後頭部が壁につかない場合、耳たぶと肩峰が一直線上にないことを指し、隠れ猫背の可能性が高いと判断できます」
Q.疲れている時ほど、シャキッと正しい姿勢をキープするのは筋力的にしんどいと感じてしまうと思います。疲れやすい人が「これなら無理なく続けられる」という、姿勢をリセットする呼吸法を教えてください。
担当者「ピラティスで使われる胸式呼吸を行い、肋骨の広がりを感じることで呼吸をする上で重要な筋肉でもある横隔膜を活性化することができます。
横隔膜が動きやすくなることで、呼吸が入りやすくなるのはもちろん、姿勢を保つことにもつながります。次の呼吸法を試してみてください」
(1)4秒かけて鼻から大きく息を吸い、肋骨が外側に広がるのを感じる
(2)8秒かけて口から細く長く息を吐いていき、肋骨を締めていく
(オトナンサー編集部)




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