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主婦もターゲット? 日中に飲む「昼飲み」が増えている背景とは 夜より体にやさしい?

昼飲みの方が肝臓にやさしい?

 次に、日中にアルコール飲料を飲んだ場合の体への影響や注意点について、医師の市原由美江さんに聞きました。

Q.アルコール飲料を飲む場合、日中と夜、どちらの時間帯に飲むのがよいのでしょうか。

市原さん「アルコールは肝臓で分解されます。夜に飲むと、寝ている間も肝臓が働いていることになります。肝臓の負担を考えると、昼に飲む方が夜よりはよいでしょう」

Q.確かに、昼に飲んだ際に酔いが回りにくいと感じたことがあります。日中の方が酔いにくいのでしょうか。

市原さん「酔いの回りやすさに飲酒の時間帯は関係ないと思います。ただ、昼の方が体をよく動かしますし、水分もよく摂取するため、昼の方がアルコールの分解が早い可能性はあります」

Q.日中にアルコール飲料を飲む際の注意点は。

市原さん「当たり前のことですが、運転する場合は絶対に飲んではいけません。加えて、飲み過ぎずに適量を楽しむことに尽きます」

Q.アルコール飲料を飲む時間帯によって、飲んでもよい量に違いはありますか。

市原さん「違いはありません。昼に飲むからといって、夜よりも多く飲んでいいということはありません。1日に摂取するアルコール量は20グラムが適量とされています。繰り返しになりますが、飲み過ぎには注意しましょう」

Q.中には、朝の時間帯にアルコール飲料を飲む人もいます。朝に飲むのは健康上、よくないのでしょうか。

市原さん「例えば、夜勤の人であれば、朝の時間帯に飲酒して就寝すると思います。時間帯の違いはありますが、夜に比べてよくない点は特にありません。もちろん、適量を守っているという前提での話です」

(オトナンサー編集部)

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市原由美江(いちはら・ゆみえ)

医師(内科・糖尿病専門医)

横浜鶴ヶ峰病院付属予防医療クリニック副院長。自身が11歳の時に1型糖尿病(年間10万人に約2人が発症)を発症したことをきっかけに糖尿病専門医に。病気のことを周囲に理解してもらえず苦しんだ子ども時代の経験から、1型糖尿病の正しい理解の普及・啓発のために患者会や企業での講演活動を行っている。また、医師と患者両方の立場から患者の気持ちに寄り添い、「病気を個性として前向きに付き合ってほしい」との思いで日々診療している。糖尿病専門医として、患者としての経験から、ダイエットや食事療法、糖質管理などの食に関する知識が豊富。1児の母として子育てをしながら仕事や家事をパワフルにこなしている。オフィシャルブログ(https://ameblo.jp/yumie6822/)。

成田良爾(なりた・りょうじ)

飲食店経営コンサルタント

ヴィガーコーポレーション代表取締役。厚生労働省公認レストランサービス技能士(国家資格)、文部科学省後援サービス接遇検定準1級、食生活アドバイザー2級、他。飲食業界25年以上。ミシュランガイド掲載の高級レストランから個人経営の小さな大衆店まで幅広いジャンルの飲食店に携わり、その経験に基づく統計解析および枠にとらわれないアイデアで多くの赤字店を黒字化させてきた実績を持つ。「100年続く店づくり」をモットーに、次世代育成や飲食業の働き方改革などにも力を入れており、食文化普及の他、職業訓練校講師(フードビジネス科)や子育て女性就職支援事業講師なども歴任。現在も多くの飲食店経営者のサポートを手掛ける。飲食店専門のコンサルティング「オフィスヴィガー」HP(http://with-vigor.com/)。

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