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だるい、眠れない…「寒暖差疲労」かも 6月に「自律神経」乱す7つのNG行為とは

寒暖差が激しい時期に体調を維持するコツについて、医師に聞きました。

6月に自律神経を乱すNG行為とは?(画像はイメージ)
6月に自律神経を乱すNG行為とは?(画像はイメージ)

 6月になりましたが、最高気温が30度を超える日がある一方、肌寒い日や夜は20度を下回ることもあり、日や時間帯によって寒暖差が生じやすくなっています。その際、体のだるさや不眠などの症状に悩まされる人は多いのではないでしょうか。寒暖差が激しい時期に体調を維持するコツについて、西梅田シティクリニック(大阪市北区)理事長の赤松敬之さんに聞きました。

寒暖差で自律神経が乱れることで体調不良に

Q.5月から6月は寒暖差が激しい時期ですが、体にどんな影響が生じる可能性がありますか。

赤松さん「実は、この時期に私がクリニックで一番相談を受ける内容かもしれません。『何だか最近だるくて』『眠れない』『頭痛が続く』といった相談を受けますが、これらの原因のほとんどは、『自律神経の乱れ』です。

私たちの体温は、自律神経が24時間休まず調整してくれています。寒くなれば血管を縮めて熱を逃がさないようにし、暑くなれば血管を広げて汗をかかせるといったように、普段は意識しないところで働いてくれます。

ところが、1日の気温差が7度以上、例えば朝20度で昼30度というような日が続くと、自律神経はフル稼働を強いられます。さらにエアコンの効いた室内と暑い屋外を行き来すれば、なおさらです。その結果生じるのが、いわゆる『寒暖差疲労』と呼ばれる状態です。具体的には、次のような症状が出やすくなります」

・倦怠(けんたい)感、何となくだるい
・頭痛、肩こり、首こり
・めまい、ふらつき
・食欲不振、胃の不調
・寝付きが悪い、眠りが浅い
・イライラ、気分の落ち込み
・鼻水、くしゃみ(いわゆる寒暖差アレルギー)
・冷えとほてりが交互に出る

もう一つ、医師として強調しておきたいのが心血管リスクです。気温の急変は血圧を大きく動かすので、もともと高血圧や心疾患がある人、糖尿病の人は、5月から6月は冬場と同じくらい注意が必要な時期です。

「春なのに冬と同じ?」と思うかもしれませんが、最近のように朝は最高気温20度程度、日中は30度といった形で1日のうちに寒暖差を経験するような日は、もう体にとっては「夏と春を半日で行き来する」ようなものです。体が悲鳴をあげても不思議ではありません。

寒暖差がある時期のNG行為は?

Q.では、寒暖差が大きい時期に「やってはいけないこと」はありますか。

赤松さん「具体的に、体調を崩して私のクリニックを受診される人に見られる『ついやってしまいがちなNG行為』は主に7つあります。順番に紹介します」

(1)朝、天気予報で最高気温だけで服を決めて、薄着で出かける
「朝、天気予報でその日の最高気温だけ見て薄着して外出した結果、夕方以降に肌寒くなる」というパターンは珍しくありません。出掛ける前に夕方の気温も必ずチェックしてください。

(2)暑い日に、冷たいものをガブガブ取る
汗をかいた後のビールやアイス、本当においしいですよね。ただ、胃腸が一気に冷えると自律神経はさらに混乱します。常温のものを挟むなど、ほどほどにしましょう。

(3)入浴をシャワーだけで済ませる
「もう暑いから湯船につかる必要はない」と思いがちですが、この時期こそお湯につかりましょう。

(4)気温が高い日にエアコンの設定温度を下げ過ぎる
室内外の温度差が7度以上あると、出入りするたびに自律神経が削られます。エアコンの設定温度は26〜28度が目安です。

(5)睡眠時間を削る
自律神経のリセットは睡眠中に行われます。寒暖差の時期に夜更かしをするのは、絶対にやめてほしいです。

(6)「だるさ」を放置して、いきなり激しい運動でリセットしようとする
こういったケースは多いです。「最近だるいから走って整える」と急にハードな運動を始めると、かえって体を壊します。だるさを解消するには、まずはしっかり休養し、体調が落ち着いてから軽い運動を取り入れるようにしてください。

(7)冷房の効いたオフィスで、足元の冷えを放置する
末端が冷えると、体全体の自律神経バランスが崩れます。冷え性の人は、デスクの下に薄手のひざ掛けや靴下を1枚追加するだけでも違います。

Q.寒暖差が生じても体調を維持するために、自宅で手軽にできる対策はありますか。

赤松さん「特別なことは必要ありません。自宅ですぐにできる対策は次の通りです。ぜひ実践してみましょう」

(1)入浴時、38〜40度のお湯に10〜15分つかる
私が患者に一番お勧めしているのが湯船につかることです。ぬるめのお湯にゆったりつかるだけで、自律神経がぐっと整います。寒暖差の季節こそ、お風呂は最強の対策です。

(2)朝、カーテンを開けて朝日を浴びる
体内時計は朝の光で整います。1日のリズムの土台になるので、5分でいいから光を浴びてください。

(3)服装は「重ね着・脱ぎ着できる」が基本
外出する際、カーディガンや薄手の羽織もの、ストールなどを「念のため」鞄に入れましょう。これだけで夕方以降の冷え込みにも対応できます。

(4)「3つの首」を冷やさない
首、手首、足首の3カ所を温めると、体全体の冷えがぐっと減ります。意外なほど効きます。

(5)温かい飲み物を1日に1〜2回挟む
午前中にさゆ、夕方に温かい飲み物をそれぞれ飲むといったように、冷たいものばかりではなく温かいものを意識的に挟むだけで、胃腸の自律神経が落ち着きます。

(6)就寝前のスマホの操作を30分早く切り上げる
睡眠の質を上げるシンプルな方法です。夜は自律神経を修復する上で重要な時間帯です。

(7)軽い運動を「毎日少し」行う
ジムでがっつり運動するよりも「駅で階段を使う」「夕食後に10分歩く」という程度で十分です。自律神経は「ちょっと体を動かす」を継続することで整います。

(8)症状が2週間以上続いたら、医療機関へ
「寒暖差疲労だろう」と思って放置していたら、実は甲状腺機能異常や貧血、うつ症状など別の病気だったというケースもあります。だるさや不調が2週間以上続くなら、一度内科を受診してください。

最後に大事なことをお伝えします。働く世代の人は、「忙しいから」「みんな同じだから」と体のだるさを我慢しがちです。でも、5月から6月にかけてのだるさを放置すると、7月以降に体力が持ちません。寒暖差の時期は「整える時期」と思って、自分の体をいたわってあげてください。

(オトナンサー編集部)

【要注意】だるさの原因に…これが「寒暖差」が激しい時期にやってはいけない“7つのNG行為”です!

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赤松敬之(あかまつ・たかゆき)

西梅田シティクリニック 理事長、クラウドドクター代表、医師

大阪・梅田で「働く人のためのクリニック」を運営。糖尿病をはじめとする生活習慣病の早期介入と、がんの早期発見をテーマに、現役世代の予防医療に取り組む。併せて全国向けオンライン診療プラットフォーム「クラウドドクター」、および美容クリニックを展開し、対面・オンラインの両面から働く世代の医療アクセス改善に取り組んでいる。西梅田シティクリニック(https://nishiumeda.city-clinic.jp/)。

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