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ローンを残して逃げた妻に子を奪われた44歳男性、「面会」実現までの苦悶(上)

別居中の子どもと面会する6つのテクニック(1~3)

1.洗脳される前にくぎを刺すことが最優先

よほどの事情がない限り、別居したばかりの段階で、子どもは父親(夫)のことを恨んでいないので、妻が子どもに夫の悪口や不満、愚痴などを吹き込むと、父親と母親のどちらが正しいのかを判断することができず、精神的に混乱し、取り乱すことが多いです。

 妻のせいで、子どもが熱を出して寝込んだり、食事がのどを通らずにやせ細ったり、夜も眠れないため、朝起きられず学校に通えなくなったり…人格形成や情緒安定、そして、学業に悪影響を及ぼすような事態を防がなければなりません。

 突然、妻子に出ていかれても落ち込んでいる暇はなく、できるだけ早く、妻に「両親がいがみ合い、傷つけ合い、ののしり合うことを子どもは望んではいないのだから、お互いに子どもの前で誹謗中傷するのをやめよう」と一報を入れておくことが大事です。

 子どもが妻から何回、何十回と父親(夫)の罵詈雑言を聞かされ、本当に毛嫌いされてからでは手遅れです。なぜなら、いくら「子どもに会わせてほしい」と頼んでも、子どもは自分の意思で断るようになるからです。

2.養育費以外の貢献を買って出る

 父親の子どもに対する責任というのは本来、お金だけでなく、育児やしつけ、遊び相手など多岐に渡ります。別居先で妻は「父親不在の子育て」に苦戦しているので、夫の方から、養育費以外の責任も果たさせてほしい、そのために直接、子どもと会うことが必要なのだと投げかけることで妻の心を開きましょう。

3.面会は「子どものため」だと発想を転換させる

 法律上、面接交渉権(面会する権利)が認められているのですが、これは父から子だけでなく、子から父への面会も含まれています。そこで、夫の方から「子どもたちとの面会を求めても頑なに拒もうとするのは、子どもの権利をないがしろにするのと同じでは?」と問いただしましょう。

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露木幸彦(つゆき・ゆきひこ)

露木行政書士事務所代表

1980年12月24日生まれ。いわゆる松坂世代。国学院大学法学部卒。行政書士・ファイナンシャルプランナー(FP)。金融機関の融資担当時代は住宅ローンのトップセールス。男の離婚に特化し行政書士事務所を開業。開業から6年間で有料相談件数7000件、公式サイト「離婚サポートnet」の会員数は6300人を突破し、業界最大規模に成長させる。他で断られた「相談難民」を積極的に引き受けている。自己破産した相手から慰謝料を回収する、行方不明になった相手に手切れ金を支払わせるなど、数々の難題に取り組み、「不可能を可能」にしてきた。朝日新聞、日本経済新聞、ダイヤモンドオンライン、プレジデントオンラインで連載を担当。星海社の新人賞(特別賞)を受賞するなど執筆力も高く評価されている。また「情報格差の解消」に熱心で、積極的にメディアに登場。心理学、交渉術、法律に関する著書を数多く出版し「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷、いずれもメタモル出版)「婚活貧乏」(中央公論新社、1万2000部)「みんなの不倫」(宝島社、1万部)など根強い人気がある。仕事では全国を飛び回るなど多忙を極めるが、私生活では30年以上にわたり「田舎暮らし」(神奈川県大磯町)を自ら実践し「ロハス」「地産地消」「食育」の普及に努めている。公式ブログ(https://ameblo.jp/yukihiko55/)。

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