起床時の鼻詰まり…ダニ&カビが原因!? 睡眠のプロが説く、布団をすぐに畳んではいけない理由
猫と一緒に寝ることのメリット、デメリットや、睡眠の質を維持する方法について、上級睡眠健康指導士に聞きました。

湿気と気温が高まる6月以降、ダニやカビの活動が活発になるとされています。毎日肌に触れる寝具に、ダニやカビが繁殖してしまう事態は絶対に避けたいところです。ところで、梅雨の時期に悩まされる鼻水や鼻詰まりの症状は、ダニやカビとどのような関係があるのでしょうか。寝室の環境を清潔に維持する方法について、上級睡眠健康指導士の山本智子さんに聞きました。
気温25度、湿度60%を超えるとダニ・カビが急増
Q.梅雨の時期に起床すると、鼻水や鼻詰まりの症状が出ることがあります。どのような原因が考えられますか。
山本さん「自律神経の切り替わり、そしてアレルギー物質の増加が主な原因として考えられます。まず自律神経に関しては、朝は副交感神経優位のリラックス状態から、活動するための交感神経優位へと切り替わる時間帯です。この切り替わりがうまくいかなかったり、一時的にバランスが乱れてしまったりすると、鼻が刺激過敏になることがあります。
もう1つは、梅雨にさしかかり湿度がぐっと高くなる季節は、ダニやカビが増殖する環境になりやすいということです。気温が25度以上、湿度が60%を超えてくるとダニやカビが増殖しやすくなるため、この時期に寝具や室内の掃除を怠ると、一晩中アレルギー源を吸い込み続けることになり、鼻炎症状を悪化させてしまいます」
Q.では、梅雨の時期にダニやカビから睡眠環境を守るにはどのような対策が必要なのでしょうか。寝具のメンテナンス方法も含めて、教えてください。
山本さん「特にダニは50度以上の熱で死滅するといわれているため、天日干しの機会が少ない梅雨時期は、布団乾燥機を使って寝具を乾燥させるのが一番手っ取り早く効果が高いです。ただ、布団乾燥機が家庭にない場合も多いと思いますので、その場合はエアコンやサーキュレーターなどを稼働させながら室内干しをして、布団が吸い込んだ湿気を取り除いてあげるとよいでしょう。
梅雨の時期は月に1~2回程度を目安に、コインランドリーの高温乾燥を利用するのも、ダニやカビの蓄積リセットに有効だと思います。
ただし、寝具の材質によってはコインランドリーの使用が向いていない場合もあるため、洗濯表示をしっかり確認してから行ってください」
Q.梅雨の時期に寝室や寝具の環境を悪化させるNG行為について、教えてください。例えば、どのようなことをするとダニやカビが繁殖しやすくなってしまうのでしょうか。
山本さん「実は起きてすぐに布団を畳んでしまうのはNGです。というのも、起床直後の布団は体温で温まっていて、かつ就寝中にかいた汗が寝具に吸収されているため、温度、湿度ともに高い状態です。つまり、先述のようにカビやダニが活発に繁殖しやすい環境ということになります。
そのため、すぐに布団を畳んだり、ベッドメイキングで掛け布団を整えてしまったりすると、湿気と熱が内部に閉じ込められ、ダニやカビの繁殖を促進してしまいます。少なくとも起き抜けから1時間ぐらいは放置して、湿気を飛ばしてから畳む方がよいでしょう。
それから、敷布団をフローリングに直接敷くのも避けた方がよいですね。昔の日本の家屋は畳敷きがほとんどだったため、布団を直接畳の床に敷いても、湿気が畳へと吸収されていったのですが、フローリングの床は水分をほとんど吸収しません。
寝汗を吸った布団の湿気を蒸発させることができないため、一晩で結露したり、カビが発生したりといったケースも十分にあり得ます。もし布団をフローリングに直接敷いている場合、これからの時期はすのこや吸湿マットなどを間に挟むのがよいと思います」
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目に見えないため意識しづらいのですが、気温や湿度が高くなると、寝具はかなり湿気を含んでしまうのだそうです。外に干すのがなかなか難しい時期ではありますが、エアコンや乾燥機などを駆使して湿気を飛ばし、ダニやカビの温床になってしまうのを防ぎましょう。
(オトナンサー編集部)







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