デフレ脱却に効果あり? バーナンキ氏来日で憶測飛び交う「ヘリコプターマネー」とは
「ヘリコプター・ベン」の異名を持つベン・バーナンキ前FRB議長が来日。日銀の黒田総裁や安倍首相と相次いで会談したことから、一部では「ヘリコプターマネー」を巡る憶測が飛び交っています。前例のない政策であるヘリコプターマネーですが、日本で実施される可能性はあるのでしょうか。
「ヘリコプター・ベン」の異名を持つベン・バーナンキ前米連邦準備制度理事会(FRB)議長が来日し、日銀の黒田東彦総裁、安倍晋三首相と相次いで会談。そこで、にわかに話題になっているのが「ヘリコプターマネー」と呼ばれる政策です。
ヘリコプターマネーは、ヘリコプターから直接、市中(国民)に現金をばらまくように、マネーサプライ(=お金の供給量)を増やして、デフレ経済下の景気を下支えしようと実施されるもの。具体的には、中央銀行が“無制限”に資金供給することを意味します。
マネースクウェア・ジャパンの西田明弘チーフエコノミストによると、バーナンキ氏は10年以上前、日本のデフレ脱却に向けた手段の一例として、このヘリコプターマネーを挙げたことがあるといいます。
これまでに前例のないヘリコプターマネーですが、仮に日本で実施されることになった場合、それはどのような形式になり、デフレ脱却に効果を発揮するのでしょうか。専門家と一緒に考えます。
コメント