日経平均大幅続落1万9470円41銭、ドル/円が109円台前半に下落
8月18日の東京株式市場で日経平均株価は続落、前日比232円22銭安の1万9470円41銭で取引を終えました。
8月18日の東京株式市場で日経平均株価は続落、前日比232円22銭安の1万9470円41銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの根岸慎太郎アナリストによると、この日の下げ幅は一時、前日終値比250円をオーバー。米政治不安の高まりやスペインのテロ事件などを受けて、前日の欧米市場でドル/円が1ドル=109円台前半まで下落したほか、ダウ工業株30種平均が前日終値比270ドルを超えるマイナスだったことが嫌気されました。
東証1部33業種中、海運、食料品の2業種が上昇、一方、鉄鋼、保険など31業種は下落しました。個別銘柄では、ユニチカ、日本板硝子が買われ、フジクラ、三菱電機は売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比17.46ポイント安の1597.36。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=109円30銭台で推移しています。
北朝鮮リスクが上値抑える展開か
来週は21日に米韓合同軍事演習が予定されています。北朝鮮では、25日に先軍節(故金正日氏が先軍政治を始めた日)、9月9日に建国記念日が控えていますが、2016年には建国記念日に核実験を実行しており「北朝鮮問題がリスク要因として日経平均の上値を抑える展開となるかもしれません」(根岸さん)。
一方、日本証券取引所の投資部門別売買状況によると、外国人投資家は現物・先物合計で日本株を4週連続で売り越しており、8月7~10日の週は約5000億円と大幅な売り越し。「日本市場で約7割を占める外国人投資家が日本株を売り越している点は日経平均の重しとなりそうです」。
(オトナンサー編集部)
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