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日経平均反落1万9353円77銭、トランプ発言でNY株下落

8月24日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比80円87銭安の1万9353円77銭で取引を終えました。

この日は米国株の下落などが嫌気された

 8月24日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比80円87銭安の1万9353円77銭で取引を終えました。

 マネースクウェア・ジャパンの根岸慎太郎アナリストによると、メキシコの壁建設や北米自由貿易協定(NAFTA)に関する23日のトランプ米大統領の発言を受けて、ニューヨーク市場で株価が下落、ドル安・円高が進んだことが嫌気されました。

 東証1部33業種中、鉱業、非鉄金属など4業種が上昇、一方、鉄鋼、証券など29業種は下落しました。個別銘柄では、パイオニア、静岡銀行が買われ、日新製鋼ホールディングス(HD)、神戸製鋼所は売られました。

 TOPIX(東証株価指数)は前日比7.85ポイント安の1592.20。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=109円00銭台で推移しています。

ジャクソンホールで相場材料出るか

 24~26日に、米カンザスシティー連銀の年次シンポジウム(ジャクソンホール会議)が開催されます。25日にはイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長やドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の講演が予定されており、「多くの中央銀行関係者による、公式・非公式の発言が相場材料になる可能性もあるため要注意です」(根岸さん)。

 イエレン議長講演は日本時間25日午後11時から、ドラギ総裁講演は同26日午前4時からです。

(オトナンサー編集部)

根岸慎太郎(ねぎし・しんたろう)

株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)市場調査部アナリスト

2016年マネースクウェア・ジャパン(M2J)入社。現在、M2Jのウェブサイトで「Today’s Flash」などのマーケットレポートを配信中(http://www.m2j.co.jp)。

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