日経平均反落1万9996円01銭、ドル/円の上値重く
8月8日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比59円88銭安の1万9996円01銭で取引を終えました。
8月8日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比59円88銭安の1万9996円01銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの根岸慎太郎アナリストによると、この日は一時、前日終値比85円32銭安の1万9970円57銭まで下落。前日の米株高を好感し、小幅に上昇して寄り付きましたが、ドル/円の上値が重く積極的な買いは控えられました。前日に決算発表したソフトバンクの下落も重しでした。
東証1部33業種中、水産・農林、鉄鋼など10業種が上昇、一方、精密機器、建設など23業種は下落しました。個別銘柄では、日本製鋼所、IHIが買われ、東邦亜鉛、パイオニアは売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比3.95ポイント安の1635.32。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=110円50銭台で推移しています。
日経平均は8~9月に下落する傾向
根岸さんによると、日経平均は引き続き方向感の出にくい展開。堅調な企業業績や米国株が支援材料になっている模様ですが、積極的な買い材料に欠けるといいます。
日経平均は8月と9月に下落する傾向があり、2000~2016年で、8月に下落したのは10回(平均パフォーマンスはマイナス0.98%)、9月は10回(同マイナス1.30%)。「これが、積極的な売買を控える一つの要因となるかもしれません」(根岸さん)。
また、米ダウ工業株30種平均も8月と9月に下落する傾向があり、足元では割高懸念も出ていることから、ダウ平均が調整する可能性に要注意だそうです。
(オトナンサー編集部)
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