日経平均大幅反発1万9753円31銭、欧米株&ドル/円上昇を好感
8月15日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比216円21銭高の1万9753円31銭で取引を終えました。
8月15日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比216円21銭高の1万9753円31銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの根岸慎太郎アナリストによると、北朝鮮問題に絡む地政学リスクがいったん落ち着き、前日の欧米株が反発したことや、ドル/円が上昇したことが好感されました。
東証1部33業種中、海運、化学など31業種が上昇、一方、石油・石炭製品、鉱業など2業種は下落しました。個別銘柄では、富士写真フイルム、昭和電工が買われ、日揮、三越伊勢丹ホールディングス(HD)は売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比17.15ポイント高の1616.21。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=110円40銭台で推移しています。
地政学リスクは払しょくしきれず
この日の日経平均は前場で大きく上げましたが、後場は上値の重い展開に。「北朝鮮問題に絡む地政学リスクが完全に払しょくされたわけではなく、反発は前日までに大きく下げた分の調整と考えられます」(根岸さん)。
5日の国連安全保障理事会では北朝鮮への制裁決議が採択されましたが、新たな制裁が科される可能性も。「地政学リスクは払しょくされたわけではなく、しばらく市場の不安材料となり、日経平均の重しとなるかもしれません」。
(オトナンサー編集部)
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