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「全裸強要」で消防署長が停職処分、忘年会で越えてはいけない一線とは

過去には「謝罪文を読み上げさせた」などの事例も

 今回の福井市のケースは「全裸」が問題になりましたが、「芸」「お酌」などその他の“強要”についてはどうでしょうか。

 岩沙さんによると、強要罪は法律上の義務でないことを強いると成立しうるそう。判例では「辞職願を書かせた」「謝罪文の書面を読み上げさせた」「動物の競技会への参加を妨害した」などの事案で強要罪が成立しているといいます。

 飲み会においては、無理やり「一発芸をさせる」「お酌させる」「2次会でカラオケをさせる」などの行為があれば、同罪が成立しうるとのこと。

 岩沙さんは「お酒の勢いもあって、忘年会シーズンはトラブルが起きやすい時期。特に職場の上司・部下という関係においては、当然のように不合理なことが行われます。強要罪が成立するかは別として、道徳的に節度を保った関係を築いてほしいですね」と話しています。

(オトナンサー編集部)

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岩沙好幸(いわさ・よしゆき)

弁護士

東京弁護士会所属。慶應義塾大学経済学部卒業、首都大学東京法科大学院修了。弁護士法人アディーレ法律事務所。パワハラ、不当解雇、残業代未払いなどのいわゆる「労働問題」を主に扱う。動物好きでフクロウを飼育中。近著に「ブラック企業に倍返しだ!弁護士が教える正しい闘い方」(ファミマドットコム)。「弁護士 岩沙好幸の白黒つける労働ブログ」(http://ameblo.jp/yoshiyuki-iwasa/)も更新中。頼れる労働トラブル解決なら<http://www.adire-roudou.jp/>。

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