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熱帯夜で就寝中に“汗ダラダラ”…放置すると危険? 睡眠のプロが説く「改善法」

夏の就寝時に汗を大量にかいてしまうと、どのようなリスクがあるのでしょうか。上級睡眠健康指導士に聞きました。

睡眠中に大量の汗をかく状態を放置した場合のリスクは?(画像はイメージ)
睡眠中に大量の汗をかく状態を放置した場合のリスクは?(画像はイメージ)

 近年の夏は熱帯夜の日が多く、寝ている間に大量の汗をかいてしまう人は少なくないと思います。SNS上では「起きたら汗だく」「汗をかいて目覚めた」「エアコンをかけてるのに寝室が暑い」などの声が上がっています。

 夏の就寝時に大量の汗をかくのはやむを得ないのでしょうか。それとも、寝室の温度や湿度が適切ではないのでしょうか。就寝中に汗をたくさんかく状態を放置した場合のリスクや改善法などについて、上級睡眠健康指導士の山本智子さんに聞きました。

エアコンを一晩中つけるのがお勧め

Q.夏は就寝時に汗をたくさんかくことが多いですが、これは自然なことなのでしょうか。それとも、寝室の環境が悪いのでしょうか。

山本さん「そうですね、人間は夏ではなくても睡眠中にコップ1杯程度の汗をかくといわれています。そのため、汗をかくこと自体は不自然なことではありません。

ただし、あまりにも不快に感じてしまうほど、汗をダラダラかいてしまうという場合は、寝るときの寝室の温度や湿度が合っていないことが考えられます。エアコンなどで調整していただくと良いのではないかと思います」

Q.では、就寝中に汗をダラダラかかないためには、エアコンをどのように活用したらよいのでしょうか。また、就寝中に汗をたくさんかく状況を放置した場合のリスクはありますか。

山本さん「まずは寝ている間、エアコンを活用して部屋の温度と湿度を適切に保つというのが一番の対処法になると思いますね。

夏に暑くて途中で起きてしまったという経験がある人は多いと思いますが、これも部屋の環境が適切であれば起きないはずです。ひと昔前までは『タイマー機能を使い、起床の数時間前にエアコンを切って…』といわれることがありましたが、ここ数年の暑さだとやはり一晩中エアコンをつけていただくのが一番お勧めです。

睡眠中に汗をかき過ぎてしまうと、それだけで脱水症状に陥ることもあります。また、単純に汗でベタベタすると不快で眠ることが難しいですよね。それが眠りが浅くなる原因の一つにもなるため、快適な状態を保っていただくのが効果的です」

Q.就寝前に水分を摂取すると、深夜にトイレに行きたくなる人もいます。それでも、夏は就寝前に水分をしっかり摂取した方がよいのでしょうか。

山本さん「そうですね、あまりにもたくさん水分を摂取してしまうと、トイレに行きたくなってしまって途中で目が覚めてしまうという可能性がありますが、就寝前に水分補給をするのをお勧めします。

目安としては、就寝の約1時間前にコップ1杯ほどの水を飲みましょう。特に夏であれば、さらにコップ半分ほどプラスしていただくと、ちょうどよいのではないかと思います。

ここで気を付けてほしいのは、就寝前にアルコールや、カフェインが入ったお茶やコーヒーなどは飲まないということですね。ご存じの人も多いとは思いますが、アルコールやカフェインは眠りを浅くしてしまう作用があるため、なるべく水を飲むのがお勧めです。

もし喉が渇いて途中で起きてしまった際、すぐに水分補給ができるように枕元にペットボトルや水筒などを用意しておくというのも良いですね」

(オトナンサー編集部)

【豆知識】「えっ…!」 これが熱帯夜でも快適に眠るコツです

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山本智子(やまもと・さとこ)

上級睡眠健康指導士

大学時代に臨床心理学科にて睡眠の研究に従事。15年間の会社員生活の後、2022年に独立。中小企業の人手不足倒産を防ぐための事業の一環として、睡眠改善を用いた健康経営支援を実施。上場企業、小学校、中学校、地域のサロン、オンライン等で、「睡眠衛生教育」に関する講座実績多数。公式ホームページ(https://www.growthmuch.com

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