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ロンドンの「タワマン火災」は日本でも起こりうるのか

致命的だった建物中央部分の不備

 さまざまな要因がある中で、最も致命的なものは建物中央部分(エレベーター、階段)の耐火対策の不備と思われます。

 マンションの各フロアの図面を見ると、建物中央部分にエレベーターと階段が設置され、それを囲むように部屋が配置されています。通常、この区画は厳重に防火対策が取られ、火や煙が縦方向、つまり他フロアに行かないよう配慮されてしかるべきものです。中央部分が焼けてしまうと、上層階の住民は避難経路を失い、逃げようがないからです。

 また、報道されている外装材は樹脂を芯材として表面にアルミニウムを使用したもので、過去にも類似の材料の外壁を伝った延焼が報告されています。

 こうした構造のマンションは一度火がつくと、建物中心部から火と煙が上に行き、さらに外側からも延焼するため、何度も映像が流れているような「マンション一棟全焼」という惨状となってしまいます。

 これらの問題に加えて、スプリンクラーの不整備や警報システムの未発動などが重なり、未曽有の被害が出たと推測できます。

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加藤圭祐(かとう・けいすけ)

あおばコンサルティング代表取締役、1級FP技能士、宅建士

大手外資系生命保険会社にて11年間、個人・法人のコンサルティング業務に従事。2015年に株式会社あおばコンサルティングを設立。日本初の、チャットでのお金のサービス「みかづきナビ」を開始。現在ではzoomも活用し、FP相談や保険相談で顧客の課題解決に取り組んでいる。みかづきナビ(http://www.mikazuki-navi.jp/)。

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