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ロンドンの「タワマン火災」は日本でも起こりうるのか

6月14日に英国の首都ロンドンで発生したタワーマンション火災。一棟“丸ごと”燃える衝撃の映像がまぶたに焼き付いていますが、東京を中心にタワマンが増えているわが国も他人事ではないかもしれません。

人気のタワーマンション。火災への備えは?

 6月14日未明。英ロンドン西部で発生したタワーマンションの火災は、80名近い犠牲者を出す大惨事となりました。一棟丸ごと燃える映像は衝撃的でしたが、全国にタワマンが乱立するわが国も他人事とは言えないでしょう。

耐火対策を怠ったがゆえの「人災」か

 今回の火災で被害が拡大した要因としては、以下のことが挙げられています。

・スプリンクラーの整備不足、もしくは未設置

・建物中央に位置するエレベーターホールや階段など、他フロアに通じる部分に防火扉などの対策が取られていなかった(防火区画の整備不足)

・未明であったことと、警報システムが発動しなかったことによる避難の遅れ

・修繕工事に使用された外装材が燃えやすい材料であった可能性

 ほかにも「消火器の使用期限が切れていた」などの住民証言があり、管理会社が耐火対策を怠ったがゆえの「人災」の可能性が指摘されています。

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加藤圭祐(かとう・けいすけ)

あおばコンサルティング代表取締役、1級FP技能士、宅建士

大手外資系生命保険会社にて11年間、個人・法人のコンサルティング業務に従事。2015年に株式会社あおばコンサルティングを設立。日本初の、チャットでのお金のサービス「みかづきナビ」を開始。現在ではzoomも活用し、FP相談や保険相談で顧客の課題解決に取り組んでいる。みかづきナビ(http://www.mikazuki-navi.jp/)。

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