好きな食べ物を我慢…むしろストレスで「血糖値」上がる? 糖尿病専門医が教える数値抑える方法
ネット上では「ストレスが血糖値を上げる」という情報がありますが、本当なのでしょうか。糖尿病専門医が解説します。

以前、医師から「血糖値が高い」と指摘され、食事制限を行っている人は多いと思います。ただ、好きな食べ物を我慢しているにもかかわらず、なかなか数値が下がらず困ったことはありませんか。ネット上では「ストレスが血糖値を上げる」という情報がありますが、本当なのでしょうか。eatLIFEクリニック(横浜市旭区)院長で内科医・糖尿病専門医の市原由美江さんが解説します。
ストレスで「インスリン」の効果を弱めるホルモンが分泌
ストレスが生じると、コルチゾールやカテコラミンなどのインスリンの効果を弱めるホルモンの分泌が促されるため、血糖値が上がってしまいます。コルチゾールには食欲を増加させる効果もあります。
また、ストレスにより食欲を抑えるレプチンのようなホルモンが減ってしまうため、これも食欲を増加させる原因となるのです。
健康上の理由で好きな食べ物を我慢する場合、それによりストレスを感じると血糖値が上がります。特に糖尿病で食事制限をしている人の中には、食事を過度に我慢してストレスを強く感じる人もいます。この場合も血糖値に悪影響になります。
そこで、ストレスになるほど我慢するのではなく、たまに食べたいものを食べ、その分、次の食事量を減らして調整したり、よく動いて消費したりするなど工夫すれば問題ありません。
健康診断で血糖値が高いと指摘された場合、それがストレスによるものなのか、それとも日々の食事によるものなのか分からないと感じる人は多いと思います。残念ながら血糖値が上がっている原因がストレスかどうかを判断する基準はありません。食生活や運動量、年齢、内服薬などから総合的に判断するため、不安であれば糖尿病専門医に相談してください。
注意すべきタイプは睡眠障害を起こしている人です。「寝付きが悪い」「途中で目が覚める」などの不調が続くほどのストレスを抱えていると、精神面だけでなく血糖値、血圧など体への負担が大きくなります。症状が続くようなら心療内科に相談してください。
適度な運動は精神面に良い影響を与えることが分かっています。ある研究では、1日15分間の運動が、ポジティブな気分や精神的充足感をもたらすという結果が出ています。
ストレスを感じやすく血糖値が高い人が数値を改善したい場合、1日1回、時間を決めて、まずはウオーキングから始めてみてください。精神面によい影響を与えるだけでなく、血糖値の抑制にも効果的です。
(オトナンサー編集部)





























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