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食事で最初に食べるといいものは…実は「ヨーグルト」!? 医師が推奨する注目の食べ方「ヨーグルトファースト」って何?

「血糖値を上げにくい」食べ方として、最近では「ヨーグルトファースト」が注目されているようです。推奨の理由を糖尿病専門医に聞いてみました。

注目集める「ヨーグルトファースト」って?
注目集める「ヨーグルトファースト」って?

「健康にいい」「血糖値を上げにくい」食べ方として、食事時に野菜を最初に食べる、いわゆる「ベジファースト」と呼ばれている方法がよく知られています。一方、最近では、血糖値を上げにくい新たな食べ方として「ヨーグルトファースト」という食べ方も注目を集めているようです。なぜヨーグルトなのか、実際の効果はどうなのかについて、eatLIFEクリニック(横浜市旭区)院長で内科医・糖尿病専門医の市原由美江さんに教えていただきました。

「最初に食べる」ことで分泌を促進

Q.そもそも、食後に血糖値が急上昇すると、どのようなデメリットがあるのですか。

市原さん「食後の高血糖は血管へのダメージを与えるため、動脈硬化を促進してしまいます。これによって、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞といった命に関わる病気へのリスクが高まるのです」

Q.最近注目されているという「ヨーグルトファースト」とは、どんな食べ方ですか。なぜヨーグルトなのでしょうか。

市原さん「ヨーグルトに含まれるタンパク質が、インスリンの分泌量を増やす『GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)』という腸管ホルモンの分泌を促すので、食後の血糖値の上昇を緩やかにすることが期待できます。食後に食べるよりも、最初に食べることでGLP-1の分泌はより促されます」

Q.医学的観点からみて、食事時の「ヨーグルトファースト」を推奨できますか。

市原さん「はい。肉や魚のタンパク質でも同様にGLP-1の分泌を促しますが、食事の最初に肉や魚を食べることはやや現実的ではありません。ヨーグルトであれば手軽に、食事の最初に食べられますし、満腹感も出るので食べ過ぎ防止にもつながるからです。

ただし、甘いヨーグルトでは逆に血糖値を早めに上昇させてしまうので、無糖のヨーグルトにしたり、血糖値を上げにくい甘味料を利用したりするなど、工夫してください」

(オトナンサー編集部)

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市原由美江(いちはら・ゆみえ)

医師(内科・糖尿病専門医)

eatLIFEクリニック院長。自身が11歳の時に1型糖尿病(年間10万人に約2人が発症)を発症したことをきっかけに糖尿病専門医に。病気のことを周囲に理解してもらえず苦しんだ子ども時代の経験から、1型糖尿病の正しい理解の普及・啓発のために患者会や企業での講演活動を行っている。また、医師と患者両方の立場から患者の気持ちに寄り添い、「病気を個性として前向きに付き合ってほしい」との思いで日々診療している。糖尿病専門医として、患者としての経験から、ダイエットや食事療法、糖質管理などの食に関する知識が豊富。1児の母として子育てをしながら仕事や家事をパワフルにこなしている。オフィシャルブログ(https://ameblo.jp/yumie6822/)。eatLIFEクリニック(https://eatlife-cl.com/)。

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