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神経質なA型夫の元を去った39歳妻、性格を利用して生活費を手にするまで(下)

夫にとって世間体はサンクコスト

 ところで、「サンクコスト」という経済学の用語があります。これは、現時点で回収が不可能な費用(=埋没費用)のことをいいますが、夫にとって、世間体はサンクコストなのでしょう。

 もちろん、「どうせ復活しないし」と開き直って気持ちを切り替え、一歩を踏み出すことができれば、智子さんの要求に屈することもなかったでしょうが、A型の夫はサンクコストを目の当りにしたら、頭を抱えて立ち上がることはできず、その場で立ち尽くすだけ。だからこそ、サンクコストの価値を冷静かつ客観的に評価できず、「復活しないなら、失いたくない」一心で二つ返事をしてきたのです。

 このように、血液型によって思考や感情、そして行動や言動の“偏り”があるのですが、予備知識として前もって知っておくことは重要です。離婚専用の「血液型別の傾向と対策」は私の知る限り、世の中に存在しない全く新しい内容で初の試みですが、A型同士の夫婦でトラブルに巻き込まれた場合に活用してもらえれば幸いです。

(露木行政書士事務所代表 露木幸彦)

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露木幸彦(つゆき・ゆきひこ)

露木行政書士事務所代表

1980年12月24日生まれ。いわゆる松坂世代。国学院大学法学部卒。行政書士・ファイナンシャルプランナー(FP)。金融機関の融資担当時代は住宅ローンのトップセールス。男の離婚に特化し行政書士事務所を開業。開業から6年間で有料相談件数7000件、公式サイト「離婚サポートnet」の会員数は6300人を突破し、業界最大規模に成長させる。他で断られた「相談難民」を積極的に引き受けている。自己破産した相手から慰謝料を回収する、行方不明になった相手に手切れ金を支払わせるなど、数々の難題に取り組み、「不可能を可能」にしてきた。朝日新聞、日本経済新聞、ダイヤモンドオンライン、プレジデントオンラインで連載を担当。星海社の新人賞(特別賞)を受賞するなど執筆力も高く評価されている。また「情報格差の解消」に熱心で、積極的にメディアに登場。心理学、交渉術、法律に関する著書を数多く出版し「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷、いずれもメタモル出版)「婚活貧乏」(中央公論新社、1万2000部)「みんなの不倫」(宝島社、1万部)など根強い人気がある。仕事では全国を飛び回るなど多忙を極めるが、私生活では30年以上にわたり「田舎暮らし」(神奈川県大磯町)を自ら実践し「ロハス」「地産地消」「食育」の普及に努めている。公式ブログ(https://ameblo.jp/yukihiko55/)。

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