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神経質なA型夫の元を去った39歳妻、性格を利用して生活費を手にするまで(下)

離婚しようとする夫婦にとって、「血液型別の傾向と対策」とはどのようなものでしょうか。今回は「A型妻とA型夫」のケースを紹介します。

離婚における「血液型別の傾向と対策」とは
離婚における「血液型別の傾向と対策」とは

 離婚しようとする夫婦にとって、「血液型別の傾向と対策」とはどのようなものなのか、A型夫(41歳)とA型妻(39歳)のケースを、男女問題の専門家である筆者が紹介します。後編の今回は、妻が夫から生活費をもらうことに成功するまでの経緯を描きます。

もったいない精神、裏返せば「小心者」

「あいつはナルシストなんです!」

 智子さんは声を荒らげますが、A型夫がナルシスト気質なのは「お金」も例外ではありません。例えば、夫が毎月通帳をチェックし、節約の余地がある項目にバツ印を書き入れ、自宅のテーブルに置いておくので、智子さんは給料日の翌日はビクビクして動悸(どうき)が止まらなかったそうです。

 最近では、家族共用のパソコンの閲覧履歴をたどってネットショッピングの注文内容を調べ上げ、「俺の稼いだ金を勝手に使うな」とメールを送ってきたり、智子さんがフリルのついた日傘を買ってくると、「フリルは必要なのか」と言い、日傘一つを買うにも介入してきたり…。

 そんなふうに家族へ倹約を押し付け、出費を切り詰め、ようやく貯まったお金。A型夫が「家族のものは俺のもの、俺のものも俺のもの」というジャイアン的発想で、せっかくの貯金を自分勝手に使い果たすのならば、「守銭奴」のレッテルを貼り、頭ごなしに批判すればよいでしょう。

 しかし、夫の目的は「貯金そのもの」。口座の残高が残高が多ければ多いほどうれしいようで、インターネットバンキングの画面を眺めて悦に入るタイプの「ナルシスト」です。いわゆる浪費家ではないので、A型夫には罪悪感のかけらもなく、自分のためではなく「家族のため」にやっていると勘違いしており、聖人君子の自分が他人から文句を言われる筋合いはないと信じ切っているから厄介なのです。

 では、どのようにA型の夫から別居中の生活費を取り立てればよいのでしょうか。A型はとにかく自意識過剰。過去に手に入れたり、守ってきたり、積み上げてきたりしたものは、自分が頑張ったおかげだと思っています。そのため、少しでも消えたり、失ったり、奪われたりすることに臆病です。今までの努力が無駄になり、投じた時間のもとが取れず、自分の存在意義が否定されたと勝手に悲観するのです。

 目の前の不安に対して神経質すぎます。だからこそ、取り返しのつかない事態になる前に、ささいな恐れも取り除かないと気が済まないのです。「もったいない」精神といえば聞こえが良いですが、視野が狭すぎて自分本位でしか物事を考えられない「ケチ臭い小心者」と言い換えても差し支えありません。

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露木幸彦(つゆき・ゆきひこ)

露木行政書士事務所代表

1980年12月24日生まれ。いわゆる松坂世代。国学院大学法学部卒。行政書士・ファイナンシャルプランナー(FP)。金融機関の融資担当時代は住宅ローンのトップセールス。男の離婚に特化し行政書士事務所を開業。開業から6年間で有料相談件数7000件、公式サイト「離婚サポートnet」の会員数は6300人を突破し、業界最大規模に成長させる。他で断られた「相談難民」を積極的に引き受けている。自己破産した相手から慰謝料を回収する、行方不明になった相手に手切れ金を支払わせるなど、数々の難題に取り組み、「不可能を可能」にしてきた。朝日新聞、日本経済新聞、ダイヤモンドオンライン、プレジデントオンラインで連載を担当。星海社の新人賞(特別賞)を受賞するなど執筆力も高く評価されている。また「情報格差の解消」に熱心で、積極的にメディアに登場。心理学、交渉術、法律に関する著書を数多く出版し「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷、いずれもメタモル出版)「婚活貧乏」(中央公論新社、1万2000部)「みんなの不倫」(宝島社、1万部)など根強い人気がある。仕事では全国を飛び回るなど多忙を極めるが、私生活では30年以上にわたり「田舎暮らし」(神奈川県大磯町)を自ら実践し「ロハス」「地産地消」「食育」の普及に努めている。公式ブログ(https://ameblo.jp/yukihiko55/)。

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