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神経質なA型夫の元を去った39歳妻、性格を利用して生活費を手にするまで(上)

離婚しようとする夫婦にとって、「血液型別の傾向と対策」とはどのようなものでしょうか。今回は「A型妻とA型夫」のケースを紹介します。

離婚における「血液型別の傾向と対策」とは
離婚における「血液型別の傾向と対策」とは

 Amazonで「血液型」と検索すると1000冊以上の本が表示されますが、これらの本はどのようなシチュエーションで使えるのでしょうか。例えば、恋愛中の彼氏彼女、職場の上司部下、家庭の兄弟姉妹などの人間関係ですが、今回、焦点を当てるのは「夫婦の離婚」。離婚を拒む相手から同意を取り付けたり、不倫を認めない相手を白状させたり、慰謝料を渋る相手に支払わせたり…。「血液型別の傾向と対策」を夫婦の離婚に当てはめた場合、どうなるのかです。

 例えば、「B型は××でキレやすい」と前々から知っていれば、「××」が起こらないように注意するし、「AB型は△△にこだわる」と前もって分かっていれば、「△△」を譲ることで話をまとめることができるし、「A型は◇◇を攻撃する」と先んじて気付けば、「◇◇」を奪われないように守ることも可能です。また、「O型の私は◎◎で相手を怒らせる」と勘付いていれば、けんかを避けるために「◎◎」を止めればよいのです。

 トラブルメーカーはお化け屋敷の「お化け」と同じです。どこの誰なのか…正体が不明だから過剰反応するのでしょう。真っ暗闇の空間で気味悪い音楽を流し、怪しげな物音で突然襲ってくるのだから当然といえば当然。しかし、お化け屋敷の照明をオンにすれば、大丈夫です。お化けの正体がアルバイトのヒョロいお兄さんだと丸見えなのだから。

 今回の「血液型別の傾向と対策」はお化け屋敷の照明と同じ効果があります。トラブルメーカーの正体が分かれば安心です。相手の攻撃を先回りして避けて、相手の感情に賢く便乗し、相手の弱点を上手に突けばよいのです。

 とはいえ、私が相談者のエピソードを代弁するのは逆効果です。なぜなら、心に響くのは薄っぺらい他人事ではなく、濃すぎるくらいの自分事だからです。そこで、今回は本人に自分の言葉で語ってもらうことにしました。

 前回紹介したのは「A型妻とB型夫」ですが、今回は「A型妻とA型夫」です。血液型が同じなら一見相性が良さそうです。男女が関係を始め、築き、深めるのに、「相手の気持ちが分かる」のは非常に好都合。なぜなら、「私ならこうする」という感じで相手の行動を先んじて予想可能だから。

 お互い似た者同士で、性格や価値観、考え方が似通っていればこそです。相手がどんなことを言うか、どんなふうに動くか、どのような態度を取るのか…前もって察知すれば、先手先手で対処することができ、最悪の事態を避けられそうですが、実際のところはどうなのでしょうか。

<家族構成と登場人物、属性(すべて仮名。年齢は現在)>
夫:武藤翔太(41歳)→会社員(年収800万円)
妻:武藤智子さん(39歳)→会社員(年収350万円)
※今回の相談者。長友夫婦は結婚10年目
長男:武藤大智(9歳)

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露木幸彦(つゆき・ゆきひこ)

露木行政書士事務所代表

1980年12月24日生まれ。いわゆる松坂世代。国学院大学法学部卒。行政書士・ファイナンシャルプランナー(FP)。金融機関の融資担当時代は住宅ローンのトップセールス。男の離婚に特化し行政書士事務所を開業。開業から6年間で有料相談件数7000件、公式サイト「離婚サポートnet」の会員数は6300人を突破し、業界最大規模に成長させる。他で断られた「相談難民」を積極的に引き受けている。自己破産した相手から慰謝料を回収する、行方不明になった相手に手切れ金を支払わせるなど、数々の難題に取り組み、「不可能を可能」にしてきた。朝日新聞、日本経済新聞、ダイヤモンドオンライン、プレジデントオンラインで連載を担当。星海社の新人賞(特別賞)を受賞するなど執筆力も高く評価されている。また「情報格差の解消」に熱心で、積極的にメディアに登場。心理学、交渉術、法律に関する著書を数多く出版し「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷、いずれもメタモル出版)「婚活貧乏」(中央公論新社、1万2000部)「みんなの不倫」(宝島社、1万部)など根強い人気がある。仕事では全国を飛び回るなど多忙を極めるが、私生活では30年以上にわたり「田舎暮らし」(神奈川県大磯町)を自ら実践し「ロハス」「地産地消」「食育」の普及に努めている。公式ブログ(https://ameblo.jp/yukihiko55/)。

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