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「オス」「メス」「交尾」の3種類 “カードゲーム”で性教育を行う企業の授業、その狙いは?

性犯罪から守るために、幼少期から

3種類のカードを集める「性教育カードゲーム」
3種類のカードを集める「性教育カードゲーム」

Q.子どもたちへの性教育を始めたきっかけは。

のじまさん「ある時、長女と次女がインターネットでエッチな動画を見て、キャーキャー言っているのに気付きました。今どきの子どもはエッチな情報を自分で簡単に見つけることができます。『誰も歯止めをかけられない』と不安に感じたことが、1つ目の理由です。

もう一つは、子どもが巻き込まれる性犯罪があまりにも多いからです。『知らない人についていってはダメ』と注意するだけでは、なぜダメなのか、ついていったら何をされる恐れがあるかが分からず、理解できないのではと考えました。『何をされるのか』を子どもがイメージできれば、自分の身を自分で守ることにつながると考えました」

Q.子どもたちは、性に関する情報を簡単に入手しているのですか。

のじまさん「親に『スマートフォンやタブレット端末のフィルタリングを何歳になったらかけますか』と尋ねた調査で、『中学生以上』と回答した親が5割で『小学生』はわずか2割でした。『うちの子は大丈夫』とか『うちの子だけはそういうことはあり得ない』と思っている親が多いのです。

『見てはダメ』とエッチな情報を遮断しても、インターネットの時代に育った子どもたちは、何らかの方法で抜け穴を見つけます。それならば、性について良いこと、悪いことを早く伝えてあげるべきです」

Q.そうした背景から、幼少期からの性教育が必要と考えるのですね。

のじまさん「10歳ごろになると、性について話す時に少し照れが入ってきます。でも、4歳くらいの子どもは素直に受け止めます。性犯罪は、小さな子どもほど狙われやすい面もあるので、幼い頃から教える必要があります。性をタブー視していると、何かあった時に子どもが親に相談できないということもあります」

Q.日本では、幼い子どもへの性教育には否定的な声が多いようです。

のじまさん「ある程度の年齢にならないと、性について分からないだろうというのが日本の考え方ですが、海外は異なります。日本は性産業が盛んですが、性教育は世界で一番遅れています」

Q.教え方が難しいのでは。

のじまさん「親自身も性をどのように教えるか習っていないので、教えられないのは当たり前です。国公立の学校では小学4年~中学に性教育を行いますが、『セックス』『性交』という言葉を使ってはいけないとされており、学校側もどう教えたらよいのか困っています。インターネットやSNSを止めることはできない、学校を変えるにも時間がかかる、そうだとすれば、家庭で教えることが一番現実的だと思います」

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