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ワクチン接種で発熱、頭痛等の副反応…解熱剤や鎮痛剤は服用OK? 接種前は?

熱が下がらないときは?

Q.薬を飲んでも熱があまり下がらない、痛みが続くといった場合、受診を検討した方がよいのでしょうか。

森さん「ワクチンの副反応としての症状は報告によれば、接種当日の夜から翌日(2日目)に出ることが多いとされています。解熱鎮痛剤を服用しても接種後4、5日目まで発熱や頭痛が続く場合は、新型コロナウイルスの感染をはじめ、副反応以外が原因の可能性があります。自己判断せず、かかりつけ医や発熱外来を設置している医療機関に、まずは電話で相談することをおすすめします。接種した側の腕の痛みについては、症状があっても日ごとに軽減しているようであれば、様子を見ていいと思います。

なお、ワクチン接種後に非常にまれながら、心筋炎や心膜炎が報告されていますが、その場合、接種してから4日程度の間に出る『胸の痛み』『息切れ』などが典型的な症状とされています。このような症状が現れた場合は、医療機関の受診が必要と考えられます」

Q.「若い人ほど副反応が強い傾向がある」との情報があります。

森さん「若年者や女性が局所反応も全身反応も頻度が高い傾向という報告があります。先述した健康状況調査の中間報告では、例えば、2回目接種後の37.5度以上の発熱の頻度は20代で50%を超える一方、65歳以上では10%程度で差があります。倦怠感や頭痛も同様の傾向が見られました。こうした傾向は『年齢とともに免疫の反応が弱まるからではないか』と考えられていますが、確実な理由は分かっていません」

Q.副反応があっても、ワクチン接種が「努力義務」となっている理由を改めて教えてください。

森さん「ワクチン接種は体内に異物を投与し、免疫反応を誘導することであるため、接種後に何らかの事象(副反応等)が生じる可能性があり、100%の安全性を求めることは困難だと考えられています(厚生労働省資料)。

ワクチンの副反応には比較的軽度で頻度が高いもの、重篤であるが非常に頻度が低いものがあります。現時点で因果関係が分からない事象もありますが、臨床試験やこれまでの実績から、予防効果が副反応のリスクを上回っていることが示され、日本では『感染症のまん延予防の観点から、緊急に実施するもの』として、予防接種法の『臨時接種の特例』に位置付けられ、例外を除いて、接種を受けるよう努めなければならない努力義務があるとされています。

これを前提に、年齢や基礎疾患、職業等による新型コロナウイルスへの感染リスク、感染した場合の重症化リスク等を踏まえて、総合的に判断することが望ましいとされています。ただし、既往歴や現在の体調、受けている治療によっては、ワクチンを接種できない人、注意が必要な人もいますので、そうした人はかかりつけ医に相談するなどして判断しましょう」

(オトナンサー編集部)

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森まどか(もり・まどか)

医療ジャーナリスト、キャスター

幼少の頃より、医院を開業する父や祖父を通して「地域に暮らす人たちのための医療」を身近に感じながら育つ。医療職には進まず、学習院大学法学部政治学科を卒業。2000年より、医療・健康・介護を専門とする放送局のキャスターとして、現場取材、医師、コメディカル、厚生労働省担当官との対談など数多くの医療番組に出演。医療コンテンツの企画・プロデュース、シンポジウムのコーディネーターなど幅広く活動している。自身が症例数の少ない病気で手術、長期入院をした経験から、「患者の視点」を大切に医師と患者の懸け橋となるような医療情報の発信を目指している。日本医学ジャーナリスト協会正会員、ピンクリボンアドバイザー。

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