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体の不調も? ネガティブなコロナ関連情報で参らないために、対策を精神科医に聞く

好きな動画ばかり視聴してよい?

Q.しばらくはYouTubeなどで、新型コロナの報道以外の好きな番組だけを選んで視聴するという対処法は、効果がありますか。

田中さん「もちろん、気分転換として、YouTubeや動画配信サービスなどを利用して、ドラマや映画、アニメ、ゲーム実況動画などを視聴するのはとてもよいと思います。気分転換ですから、適度に行うのが基本です。熱中してとことん見るタイプの人は、あらかじめ視聴する時間を決めておきましょう。

また、動画の視聴は受動的な気分転換になりがちなので、動画を見ながら一緒に踊ったり、歌ったり、ストレッチ・体操・ヨガ・筋トレをするなど、アクティブに、能動的な気分転換を行うことをおすすめします。他にも、この機会に、読みたかったけど読めなかった小説を読む(気に入ったところを声に出して読む)のもいいでしょう」

Q.ニュースを発信する媒体側も、新型コロナの情報ばかりを発信することや、センセーショナルに発信することは、再考した方がよいのでしょうか。

田中さん「精神科医としてどうこう言える立場にありませんが、センセーショナルになり過ぎないようにして発信する必要があるのではないかと思います。例えば、画像・BGMを工夫する▽分かりやすい説明を心掛ける▽結論があいまいな情報の取り扱いには注意する▽誰が誰に向けて発信した情報であるかを明らかにする――などが考えられます。

とはいえ、情報不足により、かえって不安が増大することは避けたいところです。今まで通りに、必要な情報をきちんと配信してもらうことが大切ではないかと思っています」

(オトナンサー編集部)

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田中伸一郎(たなか・しんいちろう)

医師(精神科専門医)・公認心理師

1974年生まれ。東京大学医学部医学科卒業。赤光会斎藤病院、東京大学医学部付属病院精神神経科、杏林大学医学部精神神経科学教室などを経て、現在は、獨協医科大学埼玉医療センターこころの診療科准教授。「誰もがこころの問題を理解し、互いに助け合うことのできる社会づくり」を目指し、精神医療の最前線で老若男女の患者を日々診療しながら、メディアを通じて正しい知識を普及すべく活動の場を広げている。

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