【サントリー天然水】375ミリリットル “小サイズ”なぜ開発? 新たな飲用シーン創出の背景
サントリービバレッジ&フードが、人気ミネラルウオーターブランド「サントリー天然水」の新サイズとなる375ミリリットルを3月10日に発売しました。なぜ、あえて“小サイズ”を開発したのか、担当者に聞きました。

サントリービバレッジ&フード(東京都港区)が、人気ミネラルウオーターブランド「サントリー天然水」の新サイズとなる375ミリリットルを3月10日に発売しました。同ブランドは、1991年に誕生し、これまでに280ミリリットル、550ミリリットル、1リットル、2リットルサイズを展開。2010年に家庭向けの中容量サイズとして登場した1リットルサイズは、2024年5月に、ペットボトルの容器を“スリム化”してリニューアル発売もされました。なぜ、375ミリリットルという小サイズを発売することになったのか、同社ブランドマーケティング本部の金田晴希さんに、理由を聞きました。
細かなニーズに応えることで、新たな飲用シーン創出
Q.今回、なぜ375ミリリットルを発売することにしたのか、その経緯を改めて教えてください。
金田さん「近年、生活者の飲用シーンや持ち歩きニーズが多様化する中で、『550ミリリットルだと少し多い』『小さいバッグにも入れやすいサイズが欲しい』といった声が増えていました。『サントリー天然水』では、280ミリリットル、550ミリリットル、1リットル、2リットルと、利用シーンに応じたサイズ展開を行っていますが、その中で375ミリリットルは、“持ち運びやすさ”と“飲みごたえ”のバランスを両立した新たな選択肢として開発しました。
短時間の外出や移動時、オフィスでの水分補給など、日常のさまざまなシーンにフィットするサイズとして提案しています」
Q.他社のミネラルウオーターとどのように差別化を図っているのか、狙いなどがありましたら、教えてください。
金田さん「単に容量を増減するだけではなく、生活者の行動や利用シーンに合わせてサイズそのものを設計している点が特徴だと考えています。『サントリー天然水』では、“どんなシーンで、どのように飲まれるか”という視点を重視しており、375ミリリットルも『飲みきりやすさ』『持ち運びやすさ』『バッグへの収まりやすさ』など、日常生活のリアルなニーズに着目しています。また、ブランドとして長年培ってきた品質や飲みやすさへの信頼感も、継続して支持いただいている理由の一つと考えています」
Q.375ミリリットルはどのような層に人気がでているのでしょうか?
金田さん「テスト販売や発売後の動向を見ると、特に女性やシニア層を中心にご支持いただいています。550ミリリットルでは少し多い、バッグに入れやすいサイズが欲しいといったニーズとの親和性が高く、“ちょうどよい飲みきりサイズ”として受け入れていただいている印象です。
音楽ライブなどの野外ライブをはじめ、外出時の水分補給として徐々に若年層からも支持を集めています。
また、既存サイズとのカニバリゼーションというよりは、これまで取り切れていなかった細かなニーズに応えることで、新たな飲用シーン創出にもつながっていると考えています。
(1)ユーザビリティ
飲み切りサイズなのはもちろんですが、細いボトル形状は子どもにも飲みやすく、親御さんが子ども用に使ってくださっているとの声もあります。550ミリリットルに比べると、ややボトルが固く、力の弱い高齢者や女性に扱いやすい点も評価されています。
(2)デザイン
ボトル形状が、これまでの550ミリリットル、1リットルに比べ、キラキラした肩部の面積が大きく、ラベルも長い構造になっており、デザインが良い・かわいいという声も特に『Amazon』の口コミを中心に出ております」
Q.最後に、今後375ミリリットルにどのような期待を寄せているのか、教えてください。
金田さん「375ミリリットルが新たな定番サイズの一つとして、多くのお客様の日常に自然に溶け込んでいくことを期待しています。今後も、生活者のニーズやライフスタイルの変化に寄り添いながら、『サントリー天然水』ブランドとして、より快適な水分補給体験を提案していきたいと考えています。
『飲みきれるサイズでうれしい』『カバンにきれいに入る』などある程度想定していた声や、『ライブやフェスに持っていきたい』『飲み口が大きいのでサプリが入れやすい』『細くて持ちやすくボトルも固いので開けやすい』といった声もいただいています。
数字でも、375ミリリットルと550ミリリットル双方の『パーソナルサイズ』の売上が前年比107%となっており、375ミリリットルは今年発売の商品のため、同商品の登場で、売上はもちろん、550ミリリットルの売上も向上させることにつながっていることを裏付ける数値となっています。休日に売上が上がる傾向にもあるため、お出かけ需要にお応えできていると感じています」
(オトナンサー編集部)



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