日経平均反落1万8810円25銭、米株安や金利低下で
4月4日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比172円98銭安の1万8810円25銭で取引を終えました。
4月4日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比172円98銭安の1万8810円25銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの西田明弘チーフエコノミストによると、この日の下げ幅は一時、前日終値比200円をオーバー。低調だった3月の米自動車販売統計や米供給管理協会(ISM)製造業を受けて米株安、金利低下が進み、さらにドル安・円高となったことが日経平均の重しになりました。
東証1部33業種中、石油・石炭製品、陸運など4業種が上昇、一方、海運、証券など29業種は下落しました。個別銘柄では、中外製薬、JR東海が買われ、東芝、ユニチカは売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比12.49ポイント安の1504.54。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=110円50銭台で推移しています。
米中首脳会談で「貿易」議題になるか
西田さんによると、足元はドル安・円高の進行によって日経平均の上値が重くなっている状況。ドル/円は米金利との連動性が高く、ドル高・円安となるには、3月米雇用統計(7日)で賃金の伸びが確認されるなどして、利上げ観測が高まる必要があります。
また、今週末は米中首脳会談が予定されています。北朝鮮問題が主題になりそうですが「貿易関連(中国の為替政策に対するけん制)などが議題になれば、ドル/円や日経平均に影響する可能性があり要注意です」(西田さん)。
(オトナンサー編集部)
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