日経平均続伸1万9262円53銭、米金利やドル/円に落ち着き
3月24日の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日比177円22銭高の1万9262円53銭で取引を終えました。

3月24日の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日比177円22銭高の1万9262円53銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの西田明弘チーフエコノミストによると、日経平均は一時、前日終値比200円を超える場面も。米下院で23日、医療保険制度改革(オバマケア)改廃法案の採決が延期されましたが、米株は小幅な下落にとどまりました。米金利やドル/円が比較的落ち着いていたことも、買い安心感につながりました。
東証1部33業種中、パルプ・紙、電気・ガスなど30業種が上昇、一方、石油・石炭製品、海運など3業種は下落しました。個別銘柄では、東芝、北越紀州製紙が買われ、ユニチカ、古河電気工業は売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比13.51ポイント高の1543.92。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=111円40銭台で推移しています。
オバマケア改廃法案の行方に注目
西田さんによると、オバマケア改廃法案の行方が引き続き注目されます。同法案は早ければ米国時間24日にも採決が行われる見通し。「可決されれば、ドル高・米株高・米金利高の材料になりそう。その場合、日経平均にもプラスです」(西田さん)。
来週は、29日にメイ英首相が欧州連合(EU)に離脱通告を行う見通し。また、31日には、米連邦準備制度理事会(FRB)が重視する物価指標である、PCE(個人消費支出)デフレーターの発表があり、マーケットの動向に影響しそうです。
(オトナンサー編集部)
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