「花粉症薬を飲んで運転」は飲酒運転並みに危険? 薬剤師が警鐘鳴らす副作用の正体とは
薬を服用後に眠くなりやすい人の特徴は?
Q.花粉症薬の服用後、眠くなりやすい人の特徴はありますか。例えば、睡眠不足の人は注意が必要なのでしょうか。
真部さん「個人の体質や生活習慣によって、副作用の出方は大きく変わります。特に寝不足の人は副作用が出やすいです。ヒスタミンという物質には覚醒を維持する役割がありますが、覚醒レベルが低い寝不足の状態で抗ヒスタミン薬の花粉症薬を飲むと、相乗効果で猛烈な眠気に襲われてしまったり、パフォーマンスが著しく低下してしまったりするでしょう。
さらに、お酒をよく飲む人も注意が必要です。アルコールは脳の働きを抑制するため、薬との併用は非常に危険だと思います。お酒を飲んだ後に花粉症薬を飲むのは避けてください。前日のアルコールが残っている状態で花粉症薬を飲んだ場合も、副作用の眠気が強く出るかもしれません。他に服用している薬がある人も、薬同士の相互作用で副作用が強く出ることがあるため、注意が必要です。
他にも、腎臓や肝臓の機能が低下している人や高齢者の場合は副作用が強く出てしまう可能性があります。薬の代謝に関わる臓器の機能が落ちていると、血中の薬の濃度が想定以上に高くなりますし、高齢で薬を分解したり排せつしたりする能力が緩やかだと、薬の成分が体の中に長くたまりやすくなり、副作用が出やすくなるのです。
運転する人は、運転するので眠くなりにくい薬を希望するのを受診の際に伝えたり、市販薬の場合は薬剤師に相談したりして、医師や薬剤師に薬を選んでもらうのが良いでしょう。
市販薬は自分で手に取って買いがちですが、最近は脳にほとんど影響を与えない、ドライバーやパイロットでも飲むことができる薬が増えています。昔ながらの強い薬を自己判断で服用して我慢せず、自分に合った最適な薬を選ぶことが何よりも大切です」
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「眠くないから大丈夫」という思い込みが、実際に飲酒運転と同じような危険な状況を招くかもしれません。車を運転する機会がある人は、自分の薬の添付文書を確認し、不安があれば専門家に相談しましょう。
(オトナンサー編集部)







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