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「カキ」にあたる人、あたらない人って何が違うの? 専門医に聞いて分かった両者の“明確な差”

カキにあたらないようにするには?

Q.「カキが大好物なのに、よくあたるからつらい」という人も少なくないようですが、カキにあたりやすい人があたらないようにすることはできるのでしょうか。

安江さん「残念ながら『絶対にあたらなくする方法』は存在しませんが、リスクを大きく下げることは十分可能です。最も重要なのは『体調が悪いときには生ガキを避ける』という点です。寝不足、強い疲労、風邪気味、胃腸が弱っているとき、飲酒量が多い日などは、免疫力が低下しており、少量のウイルスでも発症しやすくなります。

次に大切なのが『加熱調理を基本にする』ことです。生食用と表記されていても、ノロウイルスが完全に除去されているわけではありません。体調に不安がある人や、過去に何度もあたった経験がある人は、できる限り十分に加熱された料理を選ぶ方が安全です。

さらに、腸内環境を整える生活習慣も大切です。発酵食品、食物繊維の摂取、バランスの良い食事、十分な睡眠、過度な飲酒を控えるといった基本的な健康管理が、感染時の重症化を防ぐことにもつながります。『よくあたる人』ほど、食べるタイミングと体調管理に細心の注意を払うことが、最大の予防策になります」

Q.カキにあたってしまったときの対処法を教えてください。また、カキにあたるリスクを減らすためにできることはありますか。

安江さん「カキにあたってしまった場合の基本的な対処は、『安静』『水分補給』『無理に食べない』の3つです。嘔吐や下痢が続いている間は、無理に食事を取らず、経口補水液や薄めたスポーツドリンクなどで少量ずつこまめに水分を補給し、脱水を防ぎます。特に高齢者や子どもは、先述のように脱水が進みやすく注意が必要です。

自己判断で市販の下痢止めを使用すると、体内にウイルスや毒素が滞留してしまい、かえって症状が長引くことがあります。高熱や激しい腹痛、血便が出た場合、半日以上水分が全く取れない場合、ぐったりして動けないような場合は、早めに医療機関を受診してください。

予防の基本は『十分な加熱』『調理前後の手洗い』『調理器具の使い分けと消毒』『体調不良時の生食回避』『家庭内での二次感染防止』です。特に感染力が非常に強いため、トイレやドアノブの消毒、タオルの共用を避けるなどの対策も重要になります。正しい知識と行動で、リスクを最小限に抑えることが可能です」

(オトナンサー編集部)

【要注意】「えっ…怖すぎる…」 これが「カキにあたりやすい人」の特徴です…!

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安江千尋(やすえ・ちひろ)

天王寺やすえ消化器内科・内視鏡クリニック院長、総合内科専門医、消化器病専門医、内視鏡専門医

がん専門病院で長年にわたり消化器がんの診療・内視鏡治療に従事した後、2024年に「天王寺やすえ消化器内科・内視鏡クリニック」(大阪市天王寺区)を開院。苦痛の少ない内視鏡検査と患者に寄り添う丁寧な診療で、地域医療に貢献している。特に胃・大腸の早期がん発見と内視鏡切除を専門とするほか、脂肪肝や肝機能障害をはじめとした肝臓疾患の診療にも力を入れている。天王寺やすえ消化器内科・内視鏡クリニック(https://tennoji-naishikyo.com/)。

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