オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

「初めての環境」に大きな不安感じる“自閉症”の息子 入学式へ 母の不安払拭した、特別支援学校の粋なサプライズ

特別支援学校の配慮に感謝

特別支援学校の入学式で落ち着いて過ごすことができた自閉症の息子(べっこうあめアマミさん作)
特別支援学校の入学式で落ち着いて過ごすことができた自閉症の息子(べっこうあめアマミさん作)

 入学式当日、下見とは違って人がたくさんいましたが、前もって見ておいた場所だからか、息子は少しも取り乱すことなく、式に参加できました。固まることなく、しっかりとした歩みで席に座れましたし、少しも騒ぐことなく、落ち着いて式の時間を過ごしていました。

 そして、なんと下見で来てくれた先生は、息子の担任の先生だったのです。下見のときは、まだ内緒ということで明かされませんでしたが、先生も担当する生徒として、息子のことを案じてくれていたのです。

 新しい担任の先生とも下見ですでに打ち解けていた息子は、もう先生が大好きで、べったりでした。本当に、入学式の下見をさせてくれた特別支援学校の配慮には、感謝でいっぱいでした。

 入学式の下見は、もちろん他のすべての学校でやらせてくれるとは限りません。しかし、お子さんが初めての場所に対して苦手意識がある場合や、お子さんに障害特性があって不安な場合は、ぜひ学校に聞いてみてはいかがでしょうか。もしダメでも、当日をイメージして学校まで足を運んでみるだけでも違うと思います。

 見通しが立たないことに不安がある子どもには、できるだけ親が見通しを持たせてあげる、そんな配慮が、親子ともに過ごしやすい時間につながっていくと思います。

(ライター、イラストレーター べっこうあめアマミ)

1 2

べっこうあめアマミ(べっこうあめあまみ)

ライター、イラストレーター

知的障害を伴う自閉症の息子と「きょうだい児」の娘を育てながら、ライター、電子書籍作家として活動。「ママがしんどくて無理をして、子どもが幸せになれるわけがない」という信念のもと、「障害のある子ども」ではなく「障害児のママ」に軸足をおいた発信をツイッター(https://twitter.com/ariorihaberi_im)などの各種SNSで続けている。障害児育児をテーマにした複数の電子書籍を出版し、Amazonランキング1位を獲得するなど多くの障害児家族に読まれている(https://www.amazon.co.jp/dp/B09BRGSY7M/)。「べっこうあめアマミ」というペンネームは、障害という重くなりがちなテーマについて、多くの人に気軽に触れてもらいたいと願い、夫と相談して、あえて軽めの言葉を選んで付けた。

べっこうあめアマミ(べっこうあめあまみ) 関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

ライフ 最新記事

ライフの記事もっと見る

コメント

CAPTCHA