実は体に悪い? 食後すぐに「コーヒー」飲む人が知らない“落とし穴”とは【管理栄養士に聞く】
コーヒーを飲むのに適したタイミングについて、管理栄養士に聞きました。

起床後や食後などにコーヒーを飲む人は多いのではないでしょうか。飲むタイミングによっては、胃もたれが生じたり、食事で取った栄養素の吸収率に影響を与えたりすることがあり、注意が必要です。
コーヒーとの上手な付き合い方について、管理栄養士の松田加奈さんに聞きました。
鉄分の吸収を阻害するケースも
Q.食事の直後にコーヒーや濃いお茶を飲むと、食事から取った栄養素の吸収にどのような影響がありますか。
松田さん「コーヒーや濃いお茶、主に緑茶や紅茶、ウーロン茶に含まれる『タンニン』は、『鉄分』と結びつきやすい性質があるため、鉄分の吸収が大きく低下してしまいます。胃の中でタンニンと鉄分が結合すると『タンニン鉄』と言われる成分となり、腸で吸収されにくくなるのです。
また、コーヒーやお茶に含まれる『カフェイン』には利尿作用があり、カルシウム、亜鉛、マグネシウム、ビタミンなどの栄養素が尿と一緒に排出されてしまいます。貧血などが気になる人は、できるだけ食後には飲まない方がいいでしょう」
Q.秋バテや胃腸が弱っている時に食後にコーヒーを飲むと胃荒れや消化不良が生じることがあります。どのような原因が考えられますか。
松田さん「コーヒーには『カフェイン』や『クロロゲン酸』が含まれており、胃腸が弱っている人が飲むと、胃が荒れてしまったり消化不良などを起こしやすいです。健康な人は胃が『胃粘膜』でしっかり守られていますが、ストレスなどで自律神経が乱れていたり、体調が悪かったりすると、胃粘膜が少し減ってしまうんですね。そこにカフェインなどの刺激物が入ると、やはり胃を痛めてしまいます。
食後の胃は、食べ物をゆっくり消化しながら、少しずつ十二指腸に送ります。しかしカフェインは胃の蠕動(ぜんどう)運動を活性化させてしまい、食べ物をすぐに十二指腸に送るようになります。同時に食べ物の逆流を防ぐための内臓の筋肉や弁を弛緩(しかん)させる働きもあるので、胃腸に負担がかかり、胃もたれや腹部膨満感を起こしてしまいます。
このようにカフェインは成分として強い働きがあるので、胃腸の弱い人は注意してほしいですね」
Q.消化を助け、栄養吸収を阻害しないためには、食後どれくらい時間を空けてコーヒーを飲むのが理想ですか。
松田さん「個人差はありますが、消化や鉄の吸収を考えると食後1時間から1時間半ほど時間を空けてから飲むといいでしょう。例えば昼食を終えた後、午後3時ごろに飲むイメージですね。食事中は麦茶などノンカフェインのものを飲むとよいかもしれません」
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コーヒーに含まれるカフェインなどは胃腸にとってやや刺激物であることが分かりました。ただし抗酸化作用のある健康的な飲み物であることも事実です。飲むタイミングや食事の組み合わせに注意しながら、普段の生活に取り入れていきましょう。
(オトナンサー編集部)





















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