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「こたつで寝ると風邪をひく」→よくいうけど本当なの? 内科医に聞いてみた結果

「頭寒足熱」は「健康によい」けれど…

 ところで、一般的には「頭寒足熱は健康によい」とよくいわれます。確かに、頭寒足熱は健康によいです。足元を温めることで足の血流が促進され、全身の血流もよくなるからです。「それなら、足元を温めるこたつはうってつけでは?」と考える人もいることでしょう。しかし、これはあくまで、こたつに「座って入る」場合の話です。

 こたつで横になる、つまり寝てしまうと、どうしても体全体がこたつの中に入ってしまいがちになります。すると頭以外の部分が高温にさらされ続け、結果として熱がこもり過ぎてしまうのです。こうした点も、こたつで寝ることをおすすめしない理由です。こたつに入るときは足のみか、せめて下半身にとどめておくのがよいと思います。

 中には、「『こたつで寝ること』と『布団で寝ること』はどう違うの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。

 そもそも人は睡眠時、体温が下がる特徴があります。布団で寝る場合は、汗をかいたり布団をずらしたりして、自分で温度調節ができますが、こたつの場合、先述してきたように高温に長時間さらされるので、体温が下がりにくくなると考えられます。また、高温によって体の水分が奪われることで脱水状態になりやすく、その影響で心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす可能性もあるのです。

 しかしながら、こたつに入っていると、その心地よさからうっかり“寝落ち”してしまう人が多いのもまた事実でしょう。もし、こたつで寝てしまったら、まずは起床後すぐに水分をしっかりと取ってください。また、布団で寝たときと比べ、こたつでは睡眠中の体の動きが悪いと考えられます。足腰や全身の関節に負担がかかっている状態なので、背伸びをして、少し体を動かすようにしてくださいね。

(オトナンサー編集部)

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市原由美江(いちはら・ゆみえ)

医師(内科・糖尿病専門医)

eatLIFEクリニック院長。自身が11歳の時に1型糖尿病(年間10万人に約2人が発症)を発症したことをきっかけに糖尿病専門医に。病気のことを周囲に理解してもらえず苦しんだ子ども時代の経験から、1型糖尿病の正しい理解の普及・啓発のために患者会や企業での講演活動を行っている。また、医師と患者両方の立場から患者の気持ちに寄り添い、「病気を個性として前向きに付き合ってほしい」との思いで日々診療している。糖尿病専門医として、患者としての経験から、ダイエットや食事療法、糖質管理などの食に関する知識が豊富。1児の母として子育てをしながら仕事や家事をパワフルにこなしている。オフィシャルブログ(https://ameblo.jp/yumie6822/)。eatLIFEクリニック(https://eatlife-cl.com/)。

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