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【5月10日のマーケット】日経平均大幅続伸で1万6565円、円安進行を好感

週後半も決算発表多く「上値限られるかも」

 この日の東京外国為替市場でドル/円が一時1ドル=109円に近付いたことから、「日本株の買い安心感につながりました」(山岸さん)。また、業績が不安視されていた大手商社の一角が、良好な業績見通しだったことも好感されたようです。

 一方で、大引け後に発表された企業決算で、電子部品・機械などの銘柄が軒並み市場予想を下回る内容となったことから、山岸さんは「あす以降の週後半も、1668社が決算発表を控えます。様子見姿勢が強まり日経平均の上値余地は限られるかもしれません」と分析しています。

(オトナンサー編集部)

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山岸永幸(やまぎし・ながゆき)

株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)市場調査部シニアアナリスト

1986年、ユニバーサル証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)入社後、株式ストラテジスト、アナリスト、チャーチスト、先物トレーダーなど株式業務全般に携わる。1987年に出向先の大和証券で「一目均衡表」に出会って以降、28年間にわたり、均衡表と実践的な活用法を探究。2012年春マネースクウェア・ジャパン(M2J)に入社。セミナー講師として多数の顧客にノウハウを伝えるとともに多数のレポートを配信。また、さまざまなメディアに出演し活躍中。株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)(http://www.m2j.co.jp/)。

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