唐揚げに「レモン」かける? かけない? 勝手にかける人の心理は? 2000人調査、専門家の見解も
「レモン戦争」防ぐには?

最後に「勝手にレモンをかける心理」「勝手にかけられたときの心理」などについて、心理カウンセラーの小日向るり子さんに聞きました。
Q.レモンをかける人の中で「声掛けしない」人が17.2%いました。悪く言えば、「勝手にレモンをかける」人たちですが、勝手にレモンをかける心理とはどのようなものでしょうか。
小日向さん「『自分の正義が世の常識』という価値観と『他者に対する想像力が低い』というパーソナリティーを持つ人が多いと思います。これらが強いとレモンだけでなく、自分の趣味嗜好(しこう)の領域を押し付ける言動に結びつきやすいです。また、レモンをかける人の中で、『声掛けしない』と回答した人の83.6%が40代以上でした。40代以上は社会的にも上の立場であることも多い年代ですから、自覚なく傲慢(ごうまん)になり、自己中心的な行動を取りやすいという要因もあるのではないでしょうか」
Q.「かけない」派の人たちが勝手にレモンをかけられたときの心理とは、どのようなものでしょうか。
小日向さん「そもそも、レモンをかけない派の中でも、勝手にかけられて『そのまま食べる』人については少なくとも、その人にとっては『食べられる味レベル』ということです。どうしても苦手な味というのは、のみ込むこと自体が不可能ですから。その前提の上で『黙認して、そのまま食べる』人の心理についていうと『不快ではあるが、レモンごときで場の雰囲気が乱れるのであれば、黙っておこう』という平和主義的な思考の持ち主、あるいは、自分の主義主張を言うことが苦手な人だと思います。『抗議するが、そのまま食べる』人は主張ができる人でしょう。
一方、『手を付けない』人は心理以前に、唐揚げにレモンをかけた味をどうしても受け付けられない可能性があります。ただ、いずれのパターンについても性格や心理だけでなく、一緒に食べている顔触れや場の雰囲気によっても変わるので、一概に性格要因だけではないと思います」
Q.レモンを巡って、もめごとになった人もいるようです。「唐揚げとレモンを前にしたときの理想的なコミュニケーション」とは。
小日向さん「かける派の人は『唐揚げにレモン』だけでなく、料理に添えてあるものは、かけたり入れたりする前に了解を取るべきだということを押さえておきましょう。これは料理だけでなく、『ご自由に』とか、『よろしければ』という前置きが付くものは全てです。また、理想的なコミュニケーションということで言えば、レモンをきっかけに場を盛り上げる自負がなければ、『唐揚げにレモンをかける、かけない』であまり騒がないことをおすすめします。その場へ何のために集まっているのかという物事の本質を心得ておくことが円滑なコミュニケーションのために重要だと考えます」
※この記事はオトナンサーとYahoo!ニュースによる共同企画で、Yahoo!ニュースが実施したアンケートの結果を活用しています。アンケートは2021年12月23日、全国のYahoo! JAPANユーザーを対象に行い、2000人から有効回答を得ました。年代は30代(18%)40代(32%)50代(27%)が多く、男女比はほぼ6対4。職業は会社員41%が最多で、自営業・フリーランス14%、専業主婦(主夫)12%などでした。
※アンケートのパーセンテージは小数第2位を四捨五入しており、合計が100%にならない場合があります。
(オトナンサー編集部)


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