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「元カノは料理がうまかった」と比べる32歳男性に現恋人ウンザリ 未練がましい人がハマる、美化という名の“深い沼”

周囲に元カレや元カノの話ばかりする人はいませんか。こうした人たちの特徴について、夫婦仲相談所を運営する筆者が解説します。

元恋人の話ばかりする人の特徴とは?(画像はイメージ)
元恋人の話ばかりする人の特徴とは?(画像はイメージ)

 夫婦仲相談所を運営する筆者が、多くの人の前で「SNSで元カレ探し、元カノ探しを経験したことがある人は手を上げて」と言うと、複数の人が「はーい」と言いながら手を挙げるでしょう。

「元カノって、今ごろ何しているんだろう」

「結婚後の様子、のぞいてみたいな」

「元カレ、老けたかなあ」

 これらは「あるある」の気持ちではありませんか。

 恋人と別れた経験は、誰しもあるでしょう。別れは喪失体験に近く、悲しみ、罪悪感を覚える人もいるといわれています。未練が残ること自体は、珍しいことではありません。ただし、同じように別れを経験しても、ずっと元恋人を引きずる人と、過去として静かにしまっておける人がいます。その違いは、愛情の深さよりも、「別れをどう処理したか」にあると私は感じています。

未練がある人とない人、その差は「気持ちの体幹」のあるなし

 未練が残りやすい人は、別れた事実よりも、「あのとき、こうしていれば」「本当は運命の相手だったのでは」「今の夫より愛していた」などと、頭の中で物語を終わらせられない傾向があります。

 心理学では、こうした“同じことを何度も考え続ける反すう”が、別れの苦しさを長引かせやすいといわれます。

 一方で、未練が少ない人は、「つらいけど終わった恋」と、切り替えがスムーズ。私がそうした人たちにヒアリングしても、「次の人を見つける」と即刻マッチングアプリに登録したり、パーティーに参加したりと、新たな行動を起こす女性が数多くいます。

 未練がある人とない人の違いは、「どれだけ元恋人を愛していたか」ではなく、別れを受け止めて、自分の人生の糧にしていこうという気迫です。自分の気持ちに体幹のような強い塊を持っているか。ここに差が出るのです。

事例1:“元カレの近況チェック”がやめられない30代女性

 35歳のセリナ(仮名)さんは、2年前に約3年半付き合った男性と別れました。別れの原因は、結婚観のずれ。彼は「まだ自由でいたい」、セリナさんは「35歳までには家庭を持ちたい」とズレまくり。

「彼とずっと付き合っても結婚には至らないから別れて正解」だと、頭の中では分かっています。ところが、心がついてきません。

「彼、今は誰といるのだろう」

「私と別れたこと、少しは後悔してほしいよ」

 そんな思いが途切れません。そして、元カレのSNSの投稿を見に行ってしまいます。投稿に女性の影があると、一日中気分が乱れてしまうといいます。自分が最近知り合った男性とデートしても、元カレと比べてしまう重症ぶり。「私もだ…」と共感する人はいませんか。

 別れた相手のSNSの投稿を見続けることは、悲しみや執着心を強め、リカバリーを遠ざけます。

「気になるから見る」→「さらに気になる」のマイナスループ。セリナさんはまさに、そのループ沼にハマっています。

 私はセリナさんに「『未練があること』は仕方がない。『未練を温存する行動』、つまりSNS観察をやめましょう」と伝えました。

 元カレを思い出すことはOKです。問題は、そのたびに傷口を開く行動を、自分で繰り返してしまうこと。毎日、負傷し続けていたら、次のステップに進めません。

事例2:笑って元カノ話をする30代男性

 32歳の吉伸(仮名)さんは、飲み会でも職場でも、しばしば元カノの話をします。

「元カノは料理がうまかった」

「元カノは言わなくても察してくれる人だった」

 本人は軽口のつもりでも、今の彼女からすると面白くありません。比べられているように感じられても仕方がありません。

 吉伸さんは「もう忘れているし、好きとかじゃない」と言います。それでも、詳しく聞くと、元カノと別れた後、過去の生活パターンをグダグダ続けているのです。休日の過ごし方も、食生活も、お店選びも、旅行の趣味も、服の色も元カノ基準。彼は、元カノではなく、“元カノといた頃の自分の生活と好み”を手放せていなかったのです。

 親しかった人との別れの後、人はしばしば、楽しかった習慣、場所、食べ物、歌などに引っ張られ、胸が詰まります。元恋人を思い出しているつもりが、実は“失った心地よい時間”を探している場合があります。吉伸さんは、まさにそのタイプでした。

「元カノが忘れられない吉伸さんと別れた方がいいのか…」

 元カノのことを引きずり続ける吉伸さんにうんざりした現在の恋人が、筆者が運営する夫婦仲相談所に相談に訪れました。

 吉伸さんの場合、必要なのは、元恋人の分析ではありません。

「今の自分は、何が好きで、誰といると心地よくて、どんな未来を望むのか」

 そこを更新しない限り、恋愛だけが取り残されます。元恋人の話を繰り返す人は、愛が深いのではありません。過去の自分に固執し、現在の自分を更新することを怠っているだけなのです。

 そのように吉伸さんの恋人にアドバイスしました。このことを彼女が上手に吉伸さんに伝えたかどうかは、連絡が来ていないため、まだ分かりません。

【要注意】「うわ、えっぐ…」 これが元恋人が忘れられない、未練がましい人の“生々しい特徴”です

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三松真由美(みまつ・まゆみ)

恋人・夫婦仲相談所 所長(すずね所長)・執筆家

夫婦仲・恋仲に悩む女性会員1万3000名を集め、「結婚・再婚」を真剣に考えるコミュニティーを展開。セックスレス・ED・女性の性機能に詳しく、性を通して男女関係をよくするメソッドを考案。20代若者サークルも運営し、未婚世代への結婚アドバイスも好評を呼ぶ。恋愛・夫婦仲コメンテーターとしても活躍中。業界最大手「ごっこ倶楽部」のセックスレスをテーマにしたショートドラマを監修し、5カ月で1億回再生に到達。著書は「夫婦の『幸せ循環』を呼ぶ秘訣」(講談社)「モンスターワイフ」(同)「40歳からの女性ホルモンを操る53の習慣」(扶桑社)「堂々再婚」(wave出版)など多数。コミック「『君とはもうできない』と言われまして」(KADOKAWA)の監修も手掛ける。恋人・夫婦仲相談所(http://fufunaka.com/)、公式note(https://note.com/suzune_16)、オトナのお悩み保健室(https://otona-hokenshitsu.jp/)。LINE登録で「夫婦仲チェックシート」を無料プレゼント(https://fufunaka.com/archives/lp/line)。

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