ダイヤの指輪でプロポーズ準備も撃沈、42歳男性が読み間違えた“女心”
結婚の時期を延ばす相手との未来は?
では、お見合いなどの婚活シーンではどうでしょうか。婚活をしている人たちの最終目的は「結婚」です。
結婚相談所でのお見合いの場合、「仮交際」と「真剣交際」の区分があります。仮交際の期間はいわば「お人柄を見る期間」なので、何人とお付き合いをしていてもいいですし、他のお見合いをしても構いません。その中から、「この人となら結婚に向かえる」と思ったら、真剣交際に入ります。そのときは、他の人にはお断りをして、1人の人と結婚に向けて真剣に向き合うのです。
友美さん(27歳、仮名)は泰彦さん(33歳、仮名)とお見合い後、仮交際に入り、2カ月が過ぎました。友美さんは、仕事に前向きでリーダーシップのある泰彦さんを、お付き合いを重ねていくうちにどんどん好きになり、真剣交際に進みたいと思うようになりました。
そのことを、あるデートのときにさり気なく伝えると、泰彦さんは言いました。
「仮交際とか真剣交際とか、そんな言葉があること自体、おかしいんじゃないかな。人の気持ちって、そういう言葉でくくれないものだと思う。お互いに結婚する気持ちが固まったら、それでいいんじゃない?」
そう言われてしまうと返す言葉もなく、これまで通りのお付き合いを続けていくうちに結婚へ進めればいいと、友美さんは自分を納得させました。
ところが、そこから1カ月後に、泰彦さんの相談室から「交際終了」が来たのです。
泰彦さんに、友美さんと結婚したい気持ちがあったら、「真剣交際」という言葉を持ち出された時点で、それに応じたでしょう。応じることに迷いがあったから、「人の気持ちを言葉でくくるのはおかしい」と言って、真剣交際に進むのをうまくかわしたのではないでしょうか。
結婚を引き延ばすのは、相手の本気度を試している?
こんなケースもありました。
正道さん(42歳、仮名)は由恵さん(33歳、仮名)と真剣交際に入って、3カ月がたちました。
結婚相談所では、「3カ月たったときにお互いの気持ちを確認する」という規約があります。一方が「結婚したい」と思っているのに、もう一方が「もう少し考えたい」と思っていて、ズルズルとお付き合いの期間を延ばし、半年後、1年後に「やっぱり結婚できません」となったら、待たされた方の時間が無駄になってしまうからです。
そのため、3カ月でどちらかが決断できない場合は、いったん交際終了とします。ただし、3カ月たってお互いの意思確認をしたときに、「もう少しお付き合いしよう」ということで同意するなら、お付き合いを継続しても構いません。
正道さんは由恵さんに、「結婚する時期についてどう思っている?」と聞いても、「今はコロナ禍だし」と答えを濁され、「コロナが終息しないと、仕事もいつ辞められるか分からないから」とコロナを理由に、核心をつく答えがもらえずにいました。
既に父親を亡くしていた正道さんは、父親のように慕っていた叔父さんに、由恵さんのことを相談しました。
「結婚の話をすると、どうもはっきりした答えがもらえなくて、コロナを理由にはぐらかされてしまうんだ」
すると、叔父さんは言いました。
「それはきっと、おまえのことを試しているんだよ。それが女心だな。どれだけ本気で結婚したいか、答えをはぐらかして探っているんじゃないか」
この言葉を信じた正道さんは、婚約指輪を買って、サプライズでプロポーズすることにしました。ダイヤの指輪は高額です。それを買うことで「本気だ」ということが伝わる。そして、それを受け取ってくれたら「結婚を承諾した」ということになる――。
正道さんは、女性に人気のジュエリーショップで、1粒ダイヤの指輪を購入しました。その後、夜景がきれいに見えるレストランを探して、サプライズプロポーズの準備を整えたのです。
由恵さんに、「大切な話があるから、イタリアンレストランの○○を予約しようと思っています。いつなら空いていますか?」とLINEを入れました。それを読んで、由恵さんは「プロポーズをされるのではないか」と悟ったのでしょう。
LINEの返事が来ないまま3日がたち、彼女の相談所から「交際終了」の連絡が来ました。


コメント