【婚活】20代の頃はモテモテだったのに…半年で30人とお見合いしても“結婚できない”40歳女性の《致命的な勘違い》
結婚相談所を運営する筆者が、結婚をなかなか決められない男女の共通点について、2つの実話を基に紹介します。

近年、婚活市場は、大きな様変わりをしました。AIによる高精度なマッチング、婚活アプリの普及、増え続ける結婚相談所など、いくらでも結婚相手を選べる環境が整ったのです。
無数の相手を選べるというのは、一見すると結婚しやすい時代なったように思えるのですが、無数の選択肢は、「もっと良い相手がいるのではないか」という考えも生みます。「もっと、もっと」と欲張る気持ちが、結婚の決断そのものをしにくくさせているのです。
結婚相談所を運営する筆者が、今の時代、この決められない迷路からどうしたら抜け出せるのかを、解説します。
20代での理想は30代では通用しなくなる
えつこさん(40歳・仮名)は、まさに結婚を決められない人でした。半年前の入会面談で彼女はこう切り出したのです。
「婚活アプリでは300人くらいに会いました。でも、決めきれなくて…」
えつこさんには、学生時代にモデルの仕事をかじっていたという華やかな経歴があります。ただ大きな仕事には恵まれず、卒業後は今の会社に就職をしましたが、20代の頃は、コンパなどの集まりに行くと、男性たちの目をひく存在でした。
誘われることも多く、告白されることも珍しくありませんでした。彼女自身も、「いつかは結婚したい」「その気になれば、いつでも相手は見つかる」と、どこかで楽観視していました。
ですから、男性に声をかけられて付き合うようになっても、
「この人で、本当にいいのだろうか」
「もっと条件のいい人が現れるかもしれない」
そう考えていた自分が、確かにいました。
29歳から2年間交際した会社員の男性にプロポーズを受けたものの、ごく平均的だった彼の年収が気になり、最後の一歩を踏み出すことができませんでした。結局、その申し出を先送りしたことで、男性から振られてしまいました。
しかし、その時、心はダメージを受けませんでした。どこかで、「彼を断っても、もっと条件のいい相手が現れるはずだ」と考えていたからです。
ところが、そこから少しずつ景色が変わり始めました。気が付けば5年が過ぎ、35歳を超えた頃から、合コンに誘われる機会は目に見えて減り、周囲の既婚率は一気に高まっていきました。
慌てて無料の婚活アプリにも登録したものの、申し込んでくる男性たちの条件は、どうにも自分の中で折り合いがつかないものばかり。過去の栄光が手放せずにいました。
そこで彼女は、「今度こそ本気で結婚相手を探そう」と、40歳を目前にして結婚相談所の門をたたきました。
しかし、そこでも、これまでとは異なる現実が待っていました。年収、年齢、家族構成、価値観…。条件というフィルターを通した出会いは合理的である一方で、20代の頃、特別な努力をしなくても自然と集まってきた男性たちに比べて、明らかに条件が劣るのです。
それでも彼女は前向きでした。
「数を見ていけば、いずれ納得できる相手に出会えるはずだ」
そう考え、積極的にお見合いを重ね、半年で30人と会いました。
ところが、選択肢が増えれば増えるほど、決断はかえって難しくなっていきます。
「この人より、次に会う人の方が良いかもしれない」
「条件は悪くないけれど、どうしても見た目が好みではない」
そうした迷いを抱えながらも、「いつか、私が本当に結婚してもいいと思える相手に出会えるはずだ」と信じ、彼女は今もお見合いを果敢に続けています。

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