ボスママに気苦労、よその子の叱り方に神経…「ママ友」の難しさ、ありがたさ
ボスママの子どもとトラブルに…
Cさん(36歳、女性)は、いわゆる「ボスママ」との付き合いに気苦労を覚えていました。
「娘が通う保育園のクラスに、意地悪な女の子がいて、そのママがママ友の中でボス的な存在です。一見、控えめに見える女性ですが、周りを振り回しながら思い通りにするのが上手で、例えば、クリスマス会の会場を他のママが予約してくれたにもかかわらず、直前になって、『娘が希望しているのでぜひ会場を変更したい』と言い出すようなことが日常茶飯事です。
陰で他のママ友の悪口を言っていることも結構あるみたいで、はっきり言って敵に回したくないママです。そのママを中心にした5人ほどの派閥があって、私や他のほんわかしたママたちは、あまり表立っては口にしませんが戦々恐々としています」(Cさん)
そんなCさんですが、ボスママとの対決を決意したことがありました。
「ある日、保育園から帰宅した5歳の娘がふさぎ込んでいて、理由を聞いてもなかなか話してくれなかったのですが、しつこく尋ねると、ボスママの娘とその取り巻きの女の子たちが娘の靴を隠したり、娘に向かって意地悪なことを言ったりしたというのです。真っ先に来たのは怒りです。ボスママとはあまり、事を構えたくはありませんでしたが、娘のことなら話は別です。
まずは保育園に事情を説明しました。園側は親身になって話を聞いてくれ、『○○ちゃん(ボスママの娘)が他の子どもに意地悪をよくしているのは把握していたが、今回の件は度を越している。○○ちゃんへの口頭注意は当然として、今後は一層注意深く警戒するとともに、園としても○○ちゃんのお母さんに話してみる』とのことでした。
その後、ボスママから、おわびのひと言でもあるかと待っていたのですが、残念ながら、そうした言葉はなく、ひと言言わなければ気が済まなかったので、お迎えで顔を合わせたとき、『次に問題があったときは市の機関に相談させてもらいます』と言い渡しました。
こちらとしては精いっぱいの抗議をしたつもりだったのに、ボスママは平然と『そうですか』とひと言だけ。今でも、はらわたが煮えくり返ります。でも、こちらの言い分を伝えられたことに関してはよかったと思っています」
普段のCさんなら、決して取らなかったであろう一連の行動に“母は強し”を思わされます。
子どもを通じて知り合うママ友たちはともに子育てに励む「同志」ですが、ママ友との付き合いは相性や関係性によって、ありがたいものにも煩わしいものにもなり得ます。そうした中でよい関係を育むことができれば、ママ友との付き合いは子育てを越えた、何物にも代えがたい絆となっていくはずです。
(フリーライター 武藤弘樹)

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