第8波、インフル流行懸念の中、忘年会参加する? 参加しない? 20代~50代の声、聞いてみた
12月はコロナ禍前なら恒例の忘年会シーズン。今年、忘年会に参加するのか、あるいは参加を自粛するのか。いろいろな世代の人に聞いてみました。
新型コロナウイルスの第8波に見舞われている日本ですが、政府はまん延防止よりも経済活動を優先するべく、特別な行動制限は行わない方針を示しています。そんな中、今年も何かと慌ただしい年の瀬が近づいてきました。12月といえば、コロナ禍前なら恒例の忘年会シーズンです。今年、忘年会に参加するのか、あるいは参加を自粛するのか。いろいろな世代の人に、予定や考えを聞いてみました。
「すでに何件か予定あり」
今年の忘年会(年明けの新年会含む)への参加回数は、昨年に比べて増加傾向、との調査結果を、リクルートの調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が12月12日に発表しました。第8波の中でも、忘年会は回復傾向にあるようです。
とはいえ、考え方は人それぞれ。幅広い世代の人に話が聞けたので、基本的に、年代順に紹介していきましょう。まずは「忘年会に参加する」という人たちの声です。
【20代女性】
「すでに何件か予定があります。普段の飲み会の回数も、コロナ禍前のようにはさすがにいきませんが、徐々に増えてきているので、忘年会もその延長線上という感じです。1人暮らしの女友達との予定が多いのですが、私のような立場の人は、家族や、同居しているパートナーがいないので、感染リスクをあまり気にせず、ある程度大胆に行動できるのかな、と思います」
【20代男性】
「年末年始に友達が集まって飲むのはいいと思いますが、わざわざ会社の人と飲まなくてもいいかな、と思います(笑)。とはいえ、勤め先の忘年会で社内の人と接することで、以後のコミュニケーションが円滑になる効果は実感しているので、個人的には、会社の忘年会も反対ではありません。開催されれば参加します」
【30代女性】
「去年は会社の部の忘年会だけでした。今年はそれに加えて、“忘年会”と称する3~4人の小規模な飲み会にいくつか参加する予定です。忘年会を含めた飲み会などの集まりは、去年に比べて増えたと思います。『この際、どれだけ気を付けても罹患(りかん)したら仕方ない』と考える人が増えてきました。
今年は世間のムードが『自粛』ではなく『経済活性化!』になっているので、感染リスクへの諦めと相まって、忘年会が増えているのではないでしょうか」
忘年会が昨年より増加傾向にある理由はいくつか考えられますが、この女性が指摘した点もそのうちの一つかもしれません。例えば全国旅行支援の実施を見て 、自粛の手綱を緩めた人は多いはずです。
ちなみに、忘年会への参加が当たり前だった世代の人にとってはにわかに信じがたいかもしれませんが、若年世代には忘年会を経験したことがない人もいて、彼らは「まだ見ぬ忘年会」に意外と興味を持っているようです。
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