「勤労感謝の日だから」と娘からプレゼント 40代父が“微妙な気持ち”になったワケ
11月23日は「勤労感謝の日」です。「国民の祝日に関する法律」によると、「勤労を尊び、生産を祝い、国民がお互いに感謝しあう」日ですが、実際はどのように過ごしている人が多いのでしょうか。

11月23日は「勤労感謝の日」です。「国民の祝日に関する法律」によると、この日は「勤労を尊び、生産を祝い、国民がお互いに感謝しあう」ことが奨励されています。
「誰かに改めて感謝をする」意味を持つ日は、他に母の日と父の日があり、子から親へと花やプレゼントなどが贈られることが多いです。一方「勤労感謝の日」は、国民の祝日であるにもかかわらず、母の日や父の日ほどプレゼントが盛んにやりとりされない印象があります。
そんな勤労感謝の日を、皆さんはどのように過ごすのでしょうか。いくつかのエピソードを紹介します。
娘のプレゼント、背景は?
まず、子どもたちからのプレゼントに「喜びひとしお」という声から紹介します。
「息子が『お仕事をしているお父さんとお母さんに日頃の感謝を』というテーマの絵を描いてプレゼントしてくれました。保育園で描かされたものらしいのですが、まさかそんなものを、勤労感謝の日にちなんでもらえるとは思っておらず、とてもうれしかったです。私はその絵を即、『待ち受け』にしました。妻は感動しすぎて、しばらくトイレにこもって泣いていたようです」(40代男性)
子ども自身が普段は気付かないようなことでも、周りが教えれば、子どもは素直に理解します。勤労感謝の日を通じて保護者への感謝を育むことは、子どもにとってポジティブな影響を与えてくれるでしょう。
「勤労感謝の日から数日過ぎたある日、小学4年の娘が『勤労感謝の日だから』と、手作りのビーズのブレスレットをくれました。勤労感謝の日にちなんでそうしたものをもらったことはなかったので、素直にうれしかったです。
ただ、後で聞いたところによると、娘の友達がお父さんに勤労感謝の日に同じものをあげたそうで…。僕へのプレゼントは娘の対抗心から生まれたものだと分かり、少し微妙な気持ちになりました(笑)」(40代男性)
とはいえ、「プレゼントをもらってうれしかった気持ちは本物です」とこの男性は続けて、こう話します。
「誰かに感謝してほしくて仕事をしているわけではないけど、こうして誰かから感謝を伝えてもらう機会があると、『自分は頑張ってきたんだな』『仕事も無駄ではないな』と感じ、前向きな気持ちで満たされて、『こちらこそ感謝してくれてありがとう』と思いました」
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