小林麻央さん&市川海老蔵さん夫婦に思う「妻への感謝」
妻に先立たれた夫のため息
ところで、筆者のお客さまにも「妻を亡くした方」「夫を亡くした方」がおられますが、パートナーを失った際、男性がもろく、女性が強い傾向は顕著です。特にお子さまがいらっしゃる場合、男性は「明日から何をすれば…」と茫然自失になりますが、女性は金銭面の不安以外は、日々の生活をこなしていく自信があるのかもしれません。
保険金の請求についても、女性がいち早く請求するのに対し、現実を受け入れられない男性は間を空ける傾向にあります。やはり女性、特に母は強く、男性は弱いということでしょうか。結局のところ、どこの家庭も妻、そして母が家庭の中心であり、失って初めてそのことを痛感するのかもしれません。
妻を亡くした男性は旅行や買い物、家のリフォームなど、妻が生前に望んでいたことを「叶えてあげればよかった」とため息をつき、一様に2つのことを言います。つまり「もっと優しくすればよかった」「もう一度だけでも会いたい」ということです。
出会った以上、いつか必ず別れの日が来る――。悲しいことですが、それが自然の摂理です。自分が先か、妻が先か、こればかりは神様でないと分かりませんが「1%の不幸」を経験した方の話を聞くと、「日々妻に感謝しよう」と思いを新たにするのです。
(株式会社あおばコンサルティング代表取締役 加藤圭祐)
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