長濱ねる「ここから」が大ヒット! 写真集におけるファンとアイドルの関係性
欅坂46・長濱ねるさんのファースト写真集「ここから」が発売1週間で3回目の重版が決定するなど、大ヒットとなっています。

アイドルグループ・欅坂46の長濱ねるさんのファースト写真集「ここから」が12月19日に講談社から発売され、発売1週間にして3回目の重版が決まるというヒット作となっています。それも初版12万部でのスタート。累計発行部数はすでに15万部を超えています。
19歳の魅力が詰まった仕上がりに
写真集は、19歳の長濱さんの魅力がたっぷり詰まった仕上がりになっています。故郷の長崎・五島列島で撮影されており、初の水着撮影にもチャレンジ。露天風呂でバスタオルを広げ笑顔で振り返っているカットは、体のシルエットが浮かんだセクシーショットで、ファンの間で大きな話題になっています。県立高校在学中には全国高等学校クイズ選手権に出場経験があり、長崎県大会の決勝まで進んだことがあるそうですが、デビュー前はどんな少女だったのでしょうか。「かわいくて賢い」イメージが浮かんできます。
アイドルの写真や動画がネット上で簡単に見ることのできる時代に、写真集がここまでのヒットを記録する背景には、ライブや握手会などのイベントとはまた違う形のファンとアイドルの関係性が、写真集という形態に込められているからではないでしょうか。
以前、芸能人をはじめ文化人やスポーツ選手など著名人のプロマイドで有名な「マルベル堂」さんを取材しましたが、昔はアイドルのプロマイドを定期入れなどに入れて携帯し、折に触れてそれを見る、そこにアイドルの笑顔があることで1対1の親密なコミュニケーション感が得られたのだと聞いたことがあります。写真集にも、似たような所有感があるのではないでしょうか。何十万部出版された写真集といえど、ファンにとってはページをめくるたび、長濱さんとパーソナルな関係性というか、1対1で会っている感覚が得られるのだと思います。
まさに「ここから」始まる長濱さんの今後の飛躍ぶりに期待したいと思います。
(ライター、フォトグラファー 志和浩司)
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