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小林麻央さん&市川海老蔵さん夫婦に思う「妻への感謝」

34歳の若さでこの世を去った小林麻央さん。死の翌日、夫の市川海老蔵さんが開いた記者会見は多くの人の涙を誘いました。しかし、改めて考えてみると、このような“悲劇”は私たちのすぐ身近にもあるのです。

小林麻央さんのようなケースは身近にある

 34歳の若さで亡くなったフリーアナウンサーの小林麻央さん。生前のブログを通して、その病状を多くの人が見守っていましたが、本当に残念な結果となりました。

 小林さんが亡くなった翌日、多くの報道陣の前で自分の気持ちを淡々と語った夫で歌舞伎俳優の市川海老蔵さんを見て、涙を流した方も多かったのではないでしょうか。多くの男性、特に「既婚・子持ち」の方にとっては他人事ではなく、「もしも自分だったら…」と思えば同情を禁じえないはずです。

 一方では、小林さんと海老蔵さんがご夫婦そろって有名人であることから、今回の件は「劇的な死」として報じられていますが、生命保険が専門の筆者からすれば、このような悲劇は決して珍しい話ではありません。

どの世帯にも起こりうる「悲劇」

 職業柄、多くの「死」に接していますが、その大半は高齢者です。しかし「若いから死なない」わけではありません。実際、小林さんと同世代である30~39歳の女性のデータを見ると、人口約776万人に対して死亡者数は12万5000人(約1.6%)となっています(厚生労働省「平成27年度 人口動態統計月報年計の概況」より)。

 別のデータによると、同年代の既婚率は65.7%であり、776万人のうち510万人程度が結婚していることになります(総務省「平成27年度 国勢調査」より)。単純にいえば、結婚している510万人の女性が死亡する可能性も1.6%ですが、死亡率はどの年代でも既婚者より単身者の方が高いため(主要因は自殺)、30代の既婚女性の死亡率は1.6%以下と思われます(データは見当たらなかった)。

 少々乱暴な結論ですが、その確率が1%と仮定すると、100世帯に1世帯は「妻に先立たれる」悲しい運命が待っている計算です。1%を高いと感じるか、低いと感じるかは人それぞれですが、この世代は子どもがいる夫婦が多いと推測され、小林さんと海老蔵さんに起きたことはどの世帯にも起こりうることと言えます。

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加藤圭祐(かとう・けいすけ)

株式会社あおばコンサルティング代表取締役

外資系大手のプルデンシャル生命保険で11年間コンサルティング業務に従事。個人顧客700人、法人顧客30社を開拓。2015年4月に株式会社あおばコンサルティングを設立。インターネット上で保険情報サイト「みかづきナビ(http://www.mikazuki-navi.jp)」と、ライフプランニングやお金に関わるコラム「みかづきナビメディア(http://www.mikazuki-navi.jp/blog)」を運営。日々お客様のライフプランニングや執筆・講演活動などを精力的に行う。