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休校で子どものSNS&オンラインゲーム依存懸念…親に求められる対応は?

スマホののぞき見はNG

 では、どのように対応すればよいのでしょうか。まずは子どもたちの不安な気持ちをしっかりと聞き、休校中に何ができるか、どうすればいいのかを親子できちんと話し合ってください。その上で、3つの方法を提案したいと思います。

(1)家庭用の「時間割」を作る

 学校には時間割があります。同じように家庭でも、「午前中の○時~○時までは□□をする」というように、子どものスケジュールを決めます。学習に限らず、体操、読書などを入れてもよいでしょう。学校で給食や掃除の時間があるのと同様に「昼食を作る」「掃除をする」など具体的な行動スケジュールを作成するとよいでしょう。

(2)「目標設定」を行う

 例えば、「ペットの世話をする」「植物の種を植えて育てる」などです。残念ながら、今は以前よりも外出を控えないといけないため、目標にする項目も限られてしまうかもしれません。それでも、子どもの興味や関心に合わせて調べものをさせるとか、リポートを作らせるとか、何らかの目標を設定して実行できるよう励ましましょう。

(3)保護者による子どものスマホ管理(ペアレンタルコントロール)を行う

 現在、ほとんどのスマホは端末で「使用制限」の機能を設定することができます。例えば、iPhoneには「スクリーンタイム」という機能が備わっています。スマホの画面を休止する時間や、通信・通話の制限、使用するアプリの選択、ウェブサイトへのアクセス制限などを自由に設定することができます。

「1日の利用を8時間に制限したい」などの場合は、スクリーンタイムであらかじめ使用時間を設定、決められた時間になると自動的に使えなくなります。設定や解除には暗証番号が必要なため、この番号を保護者が管理して子どもに教えないようにします。アンドロイドのスマホは使用制限用のアプリを使えば、同様の設定をすることができます。

 ただし、ペアレンタルコントロールをする際は、必ず子どもと話し合いましょう。利用状況やどうしても使いたい時間、必要なアプリなどを聞き出し、子どもが納得した上で設定してください。

 一方で、やってはいけないことは、子どものスマホをこっそりのぞき見することです。不安なのは分かりますが、無断でLINEのトークを見たり、検索履歴や着信履歴をチェックしたりするのは得策とはいえません。仮に怪しい履歴を見つけたとしても、子どもとの信頼関係はなくなります。子どもは親に隠れて利用するようになり、何か困ったことが起きても親に相談できなくなってしまいます。

 親が一方的にルールを決める、強制的にスマホを取り上げるといった行為もやめた方がいいでしょう。子どもにとって、SNSやオンラインゲームは「居場所」です。それらを通じて誰かと交流したり、悩みを共有したりするのです。学校や公園、自由な外出の機会を失っている子どもの心情を理解せず、「スマホばっかりやって」と非難しても逆効果です。

 また、留守番をする子どもが心配だからと仕事中、あるいは外出中の親が頻繁にLINEを送って様子の確認をするのも避けましょう。せっかく子どもが自宅学習していても、親からのLINEをきっかけに集中できなくなり、そのまま友達とのグループLINEやゲームを始めてしまうこともあります。親の行動がかえって、子どものスマホ漬けを招きかねないという点にも注意が必要でしょう。

(文/構成・オトナンサー編集部)

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石川結貴(いしかわ・ゆうき)

ジャーナリスト

家族・教育問題、児童虐待、青少年のインターネット利用などをテーマに豊富な取材実績を持つ。ネット、スマホの利便性の背後にある問題に追った著書「スマホ廃人」(文春新書)は、国公立大学入試問題に採用されている。2020年から共同通信社の配信により、全国の地方新聞で「スマホ世代の子どもたち~大人の知らない最新事情」を連載。テレビ出演や全国各地での講演会など幅広く活動する。その他の著書は「子どもとスマホ」(花伝社)「ルポ 居所不明児童」(筑摩書房)など多数。

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