オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

結婚は「仕事に悪影響」6割、離婚は「好影響」7割の現実 6人の男性のケースから

家庭がうまくいかないからこそ仕事?

「嫁の実家の手前、家を購入したのですが、時期尚早でした」と反省の弁を口にするのは、秋田純一郎さん(51歳、熊本市、結婚17年目で離婚)。そのせいで、純一郎さんは趣味を諦めざるを得なかったのですが、妻から家計のやりくりで文句を言われるので「おかしいのではないか!」と首をかしげたそう。

「嫁や嫁の実家から頼まれ事が多く、そのせいで、会社での集中力や身の入れ方に大きくマイナスが出ました」と思い出すように語ってくれました。

 純一郎さんは辛抱に辛抱を重ねたものの、ついに我慢の限界に達し、結婚17年目で離婚。「家に敵がいないし、親戚付き合いしないで済みます。買い物を気にせずにできるのも大きいです」と言いますが、結婚と独身それぞれのよさがあるので、両方経験してみると、実感することも多いそう。

「だから今、自分が置かれている状態をよしとする方が幸せです。いまだに独身の友人もいますが、そいつらには必ずそう言い聞かせています」と人生で無駄な経験はないことを力説してくれました。

 ここまで、6人の男性の証言をもとに妻子の存在が夫の仕事に与える影響を見てきましたが、家庭がうまくいかなければ仕事もうまくいかないのは当然といえば当然です。一方で逆のパターンが存在するのも見過ごせません。例えば、家庭がうまくいかないからこそ、その反動で仕事を頑張ろうとする。仕事がうまくいかないからこそ、その反動で家庭を大事にしようとするケースです。家庭と仕事が必ずしも比例するわけではありません。

 家庭が平和な方が仕事を頑張る人、家庭が不和な方が仕事を頑張る人が存在するということですが、働き方改革の恩恵を無駄にしないよう、仕事も家庭も良好な人生を目指してほしいです。

(露木行政書士事務所代表 露木幸彦)

1 2 3

露木幸彦(つゆき・ゆきひこ)

行政書士(露木行政書士事務所代表)

1980年12月24日生まれ。いわゆる松坂世代。国学院大学法学部卒。行政書士・ファイナンシャルプランナー(FP)。金融機関の融資担当時代は住宅ローンのトップセールス。男の離婚に特化し行政書士事務所を開業。開業から6年間で有料相談件数7000件、公式サイト「離婚サポートnet」の会員数は6300人を突破し、業界最大規模に成長させる。他で断られた「相談難民」を積極的に引き受けている。自己破産した相手から慰謝料を回収する、行方不明になった相手に手切れ金を支払わせるなど、数々の難題に取り組み、「不可能を可能」にしてきた。朝日新聞、日本経済新聞、ダイヤモンドオンライン、プレジデントオンラインで連載を担当。星海社の新人賞(特別賞)を受賞するなど執筆力も高く評価されている。また「情報格差の解消」に熱心で、積極的にメディアに登場。心理学、交渉術、法律に関する著書を数多く出版し「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷、いずれもメタモル出版)「婚活貧乏」(中央公論新社、1万2000部)「みんなの不倫」(宝島社、1万部)など根強い人気がある。仕事では全国を飛び回るなど多忙を極めるが、私生活では30年以上にわたり「田舎暮らし」(神奈川県大磯町)を自ら実践し「ロハス」「地産地消」「食育」の普及に努めている。公式ブログ(https://ameblo.jp/yukihiko55/)。

注)離婚手続きに関して、個別事情を踏まえた離婚手続きや離婚条件に関する法的観点からの助言が必要な場合は弁護士に依頼してください。

各都道府県の弁護士会
https://www.nichibenren.or.jp/jfba_info/bar_association/whole_country.html

法テラス
https://www.houterasu.or.jp/

露木幸彦(つゆき・ゆきひこ) 関連記事

もっと見る

新刊案内(露木幸彦) 関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

ライフ 最新記事

ライフの記事もっと見る

コメント

CAPTCHA